就職活動・インターン

自己PR・ガクチカ添削の限界について

株式会社シグマライズ、社長の斎藤です。

今回は、自己PR・ガクチカ添削の限界について書きたいと思います。

22卒の就職支援をする中で、多くの方の自己PR・ガクチカを添削してきました。※今年の5月~添削の支援をはじめておそらく400件以上は添削しています。

夏のインターンへのES提出をする中で、設問として、志望理由と並んで、自己PR・ガクチカは頻出のES設問になります。

志望理由はどうしても企業ごとに作成する必要があるため、あらかじめ作成しておくことが難しいですが、自己PR・ガクチカは、自分の経験を元に作成をするので複数の企業に同様の内容の自己PR・ガクチカを出されるケースも多くあります。

複数企業にESを提出して、受かった企業、落ちてしまった企業、など両方のケースがあると思います。受かった場合には特に問題ありませんが、選考に落ちてしまった場合、落ちてしまった理由がどこにあるのか考えることになります。

ESと一緒にウェブテストを行うような場合には、ウェブテストが原因かもしれません。

ESのみの場合には、ESが選考に落ちてしまった原因と考えるのが自然です。

そこで自己PR・ガクチカを改善していこうと考えると思いますが、自己PR・ガクチカは、自身の経験を元に作成するものになるので、エピソードを変えない限りは、基本的にはできるかぎり分かりやすい文章にすること、自分のアピールしたいことが強調されるような文章にすること等の改善しかできません。

そのため、一定水準以上の自己PR・ガクチカになっていれば、それ以上、書き方を工夫することで、劇的に自己PR・ガクチカを良くすることは難しいと思います。

実際、私の方で添削して一定水準以上になっている自己PR・ガクチカを、あらためて修正したということで添削依頼されることがあります。その場合、多くのケースで多少は良くなるものの、修正によってそこまで評価に差がでるような内容になりません。

自身の経験・エピソードが同じであれば、どうしても自己PR・ガクチカを改善するには限界があるということです。

他者と差別化された特殊な経験・エピソードを持っていれば、その自己PR・ガクチカは文章構成に関わらず評価される可能性が高いです。

そうでない経験・エピソードであれば、自己PR・ガクチカは文章構成の部分を綺麗にすることしかできることはありません。

当然ほとんどの就活生は、他者と差別化された特殊な経験・エピソードを持っているわけではありません。そして、差別化されていないエピソードであっても競争率の高い企業の選考に通る可能性はあります。

一定水準以上のESであれば、差別化されていなくても競争率の高い企業の選考に通る可能性はあるのです。

そういう風に考えて、ESが通らなかった時に自己PR・ガクチカを時間をかけて修正するのではなく、その時間を、他の就活準備、面接練習、GD練習、ウェブテストの勉強や企業研究、OB・OG訪問などの時間に当てた方が良いと思います。

「自己PR・ガクチカ添削の限界」について自覚して、よりより時間の使い方をしてもらいたいと思います。

「自己PR・ガクチカ添削の限界」については、動画でも解説していますので、是非、以下の動画を参考にしてください。

また、併せて「インターン選考に落ちても落ち込まない方が良い理由」についても動画にしています。まだ就職活動は長いです。落ち込まずに準備を進められると良いと思います。

〈文=株式会社シグマライズ 代表取締役社長 社会保険労務士 斎藤 清二(@saitoseiji0124)〉

株式会社シグマライズでは、22卒向けの「就職支援コミュニティ」を無料で運営しています。現在約190名の方が所属しています。参加者は以下の支援が無料で受けられます

  • ES添削
  • 面接対策
  • GD練習会 など

興味ある方は是非以下の動画を見て下さい。


株式会社シグマライズはΣチャンネル(youtubeチャンネル)を開設しています。大学生向けに就職活動・インターン・ビジネスに関する情報を発信しています。就職活動・インターン・ビジネスに関する情報を定期的に得たいという方はチャンネル登録をお願いします。