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企画のある成長と企画のない成長

個人の成長は、過去からの変化によって判断されます。

過去にできなかったことができるようになった時、過去にはそんなことをやっていると思っていなかったことが当たり前のようにできている時、過去の自分と今の自分を比べて成長を感じるはずです。

成長をしたいという気持ちを持つということは、今できないことを未来の時点でできるようになりたいと思うということです。

成長には2種類あると思います。それは企画のない成長と企画のある成長です。

企画のない成長は、どうなっていたいという明確な思いが無くても起こる成長です。例えば、子供のころには乗り方が良く分からなかった電車(切符を買って~、とか、乗り換えして~、とか、よく考えると結構難しいですよね?)に、今では普通に乗っています。特に意識したわけではないけれど昔はできなかったことが今はできるというような成長です。どちらかというと回りの環境によってもたらされる成長と考えられるかもしれません。漫然と言われた仕事をやっているだけでも、過去にできなかったことができるようになるでしょう。それが企画のない成長です。

企画のある成長は、自分で将来こうなりたい、こんなことができるようになりたいと考えて、はじめて起こる成長です。そこには明確な希望があり、成長を成し遂げるための行動があるはずです。自分の意志でどんな成長をするのか決めて、取り組む、自主的な成長と言えると思います。

成長と一口に言っても2つあるわけです。そして、どちらが良い成長かというと、私は企画のある成長の方が人生にとって重要な成長だと思います。

自分の人生を良い物にするためには、自分で考えたことを実現していく必要があります。自分で考えたことを実現するためには、自分でどんな行動をして、どんな成長をしなければならないのか決める必要があります。それが人生を良くすること、自立して生きることに繋がっているのだと思います。

そのためには新しいことへの挑戦が必要です。今まで行ってきたことに固執していたり、新しい行動を躊躇していれば、成長はないでしょう。重要なのは過去と同じということではなく、過去と違うという変化に注目することです。

成長したいと思うのであれば、自分がとる行動が今までとどのように違うのか、どのような成長をするためにその行動をとるのかを一つずつ明確にすべきです。

組織の取り組みもまた同じです。既存のサービスややり方に捉われて新しいことに挑戦しなければ、組織の成長はありません。組織の成長もまた、過去のやり方と違うこと、新しいことを行動として起こすことによってはじめて発生します。

皆さんは新しいことに挑戦できていますか?

何か一つでも良いので、自分の目標を達成するために行っている今までの行動と違った、新しい行動に取り組んでほしいと思います。

〈文=株式会社シグマライズ 代表取締役社長 社会保険労務士 斎藤 清二(@sigmarize)〉

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