株式会社シグマライズ、社長の斎藤です。
組織によってその割合は違いますが、組織の中で求められる仕事には、新しい仕事と既存の仕事があります。
新しい仕事の中にも、新しい仕事をそもそも企画する人と、新しい仕事を遂行する人がいます。場合によっては、それらを同じ人が担当することになります。
会社を立ち上げる創業者は、1人で新しい仕事を企画して、新しい仕事を遂行することが多いです。新しい仕事がスムーズに遂行できるようになると、その仕事は組織の中で既存の仕事になります。そうなると、その既存の仕事は組織の他の人に任せることができる仕事になります。
1人で仕事を始めることが多い創業者に求められる飲みにケーションは、強いていうならば、顧客とのコミュニケーションです。営業の一手法として、飲みに行く、ということを実践している創業者は多いと思います。
コロナが流行している状況では、上に書いた営業の一手法としての飲みにケーションは、使用できる機会が減っていくと思います。
また、新しい仕事、既存の仕事に関わらず組織の中でチームを組んで、仕事を行うことがあります。その場合には、チームに所属している各人が新しい仕事、既存の仕事を遂行するために協力する必要があります。
仕事をする上で求められることが多いコミュニケーションは、多くの場合、チームで仕事を遂行する時に求められる能力です。チームの人数が増えれば増えるほど、チーム内でコミュニケーションを取る必要が出てくるため仕事に関連した指示を出す、指示を受けるといったコミュニケーション能力が求められることになります。
この場合、「飲みにケーション」は、チームで仕事を行う場合で、さらに関係する人数が多い場合に、仕事上でのコミュニケーションをスムーズにするために求められることがあるコミュニケーションになります。
仕事で直接的に求められるコミュニケーション能力では無く、間接的に求められるコミュニケーション能力になります。
比較的にチームの規模が大きい場合に求められることが多いでしょう。
チームの希望の大小は、会社によりますが、大きい会社の方が仕事を行う上でのチームの規模は大きくなる傾向があります。
飲みにケーション能力は、チームで仕事を行う場合が多く、チームの人数が多い場合に限って比較的求められやすい能力と言えます。
昨今のコロナの影響で会社の飲み会も激減しており、また、リモートワークも進んできているので、今後は、「飲みにケーション能力」が求められる機会は減少するでしょう。
上に書いたように、特定の目的、特定の状況下では求められることがある「飲みにケーション能力」ですが、それ自体が仕事に直接的に関係する能力ではありません。
また、昨今のコロナの状況を考えると、「飲みにケーション能力」を重要視する企業はどんどん減っていると思います。(将来的にはもっと減るでしょう。)
意図的に、能力開発をしようとするのであれば「飲みにケーション能力」よりも普通に仕事に使う「コミュニケーション能力」を伸ばす努力をした方が良いと思います。
〈文=株式会社シグマライズ 代表取締役社長 社会保険労務士 斎藤 清二(@sigmarize)〉
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