株式会社シグマライズ、社長の斎藤です。
企業の志望理由にワークライフバランスについて書かれる就活生が一定数います。
働きやすさや、休みやすさ、私生活の時間がとれるか、福利厚生が充実しているか、等は、企業選びの際の条件に大きく関わる部分になるので、確認をする必要があります。
当然働く上で、ワークライフバランスは大事なので、それを志望理由にするのは至極まっとうだと思えます。
ただ、実際エントリーシート上で志望理由を聞かれた際には、ワークライフバランスに関連する事項は、あまり書かない方が良いと思います。
多くの企業が仕事で成果を上げて欲しいと思って、採用活動を行っています。できれば、働きやすさという面ではなくて、仕事自体に興味を持って応募してくる方を採用しようと考えるのは当然です。それは社内制度に興味を持っている人より、仕事自体に興味を持っている人の方が活躍してくれるだろう。と思うからです。
志望理由に、仕事への興味やその仕事に関連して将来達成したいビジョンなどが書かれているケースと、志望理由に、休みが取りやすく、ワークライフバランスに関連した制度が充実しているから、と書かれているケースを比べた時に、企業が前者の人を採用したくなるのは、理解されやすいと思います。
これは、仮に企業の採用のHPにワークライフバランスに関連した制度が充実している。と大々的に書いているケースでも同様です。企業の採用ぺージで書かれていて、その制度が広くアピールされていたとしても、それは、仕事で成果を出してくれる優秀な方を採用したいからアピールしているのであって、仕事自体ではなくて、そのワークライフバランス制度に興味を持って応募してくる方を採用したいと思っているわけではありません。
なので、ESなどで志望理由を書く時には、ワークライフバランスについて書かない方が採用されやすくなると思います。
ただ、そんなことを書いても関係ないぐらいあなたが優秀であれば、採用されると思いますし、実際にワークライフバランスを保って働ける環境でなければ、実際に働きたくない、と言う考えがあるのであれば、そういった制度があることを重視して、就活されること自体は良いことだと思います。
ただ、傾向としては、ワークライフバランスに関して志望理由に書くと、上に書いた理由で評価されにくくなると思うので、それを知った上でESを書かれると良いと思います。
以下、動画でも解説していますで、興味ある方は是非見て下さい。
〈文=株式会社シグマライズ 代表取締役社長 社会保険労務士 斎藤 清二(@sigmarize)〉
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