就職活動・インターン

21卒の情報から見る22卒の就活情報~日経ビジネスの記事から分かること~

株式会社シグマライズ、社長の斎藤です。

日経ビジネスの2020年10月5日号のスペシャルリポート内で21卒のインターンと就職活動について書かれていましたので、ご紹介です。

新型コロナの影響を受ける前にインターンに参加できた21年卒では、20年7月時点で就職先を決めた学生の53.7%がインターンに参加した企業への就職を決断したという(ディスコ調べ)。21年卒でのインターンの参加経験がある学生の割合は9割弱に上る。

日経ビジネス2020年10月5日号

短期インターンの参加から就職される方が約半数いる。という内容です。それ以外の方については、短期インターンでは無くて会社説明会や選考内の個別の会社説明を通して就職しているということになります。

ただ、短期インターンの内容は、会社説明会とかなり近いことをやっていることが多く、インターンと言う名称を使いながらも「職業体験」を実施している企業は少ないです。名称として短期インターンという言葉が使われているだけで、実質的には早い段階での会社説明会に参加される大学生が増えたということなのだと思います。

上記踏まえて、22卒の方は、就職活動を行う際にまずは短期インターンに応募した方が良いと考えられると思います。

その上で、インターンの実施企業数の予測ですが、これも日経ビジネスの同記事内に書かれていて、以下のようになっています。

ところが、社員すらオフィスに集まらなくなったコロナ禍で、通常通りのインターンが難しくなった。ディスコの7月の企業向け調査では、22卒向けのインターンの実施を決めた企業の割合が61.5%と、前年比で10ポイント以上減少した。これに対し、22年卒の学生がインターンへの参加を希望する社数は前年に比べ3社増えて平均8社となった(マイナビ調べ)。

日経ビジネスの2020年10月5日号

インターン実施企業が減ったのは、コロナ禍で採用の見通しが立たない企業や採用を取りやめた企業があるからです。どうしても21卒と比べると採用企業、採用人数共に22卒の方が数字が悪くなってしまいます。

採用状況の悪化もあって、大学生は多くの企業のインターンに参加しようとしている(採用活動に不安を覚えている。力を入れようとしている)ということなのだと思います。

マクロで見ると、昨年より就活は大変な状況かもしれませんが、ミクロで個々人の取り組みを見て行けば、しっかり準備をした人が採用される状況は変わりません。

こういった情報を踏まえた上で、22卒の方については就活に取り組んでもらいたいと思います。

〈文=株式会社シグマライズ 代表取締役社長 社会保険労務士 斎藤 清二(@sigmarize)〉

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