株式会社シグマライズの斎藤です。
どこかに自分に合った会社がある。自分の能力が発揮できる会社がある。と考えて転職をするが、どこに行っても何かがうまくいかず、また、転職した会社よりどこかに自分の合った会社がある。自分の能力が発揮できる会社がある。と考え、また転職してしまう。
これが転職を繰り返す人の思考方法だと思う。
転職を考えている間は、きっと転職を考えていない人と比べて良い仕事ができない傾向にあると思う。また、転職を考えている時は、気分は自分の現在や将来に不安を感じている時であるはずだから、けっして良く生きられている状態ではないはずです。
良く生きられていない状況は、一言でいえば「不幸」な状況ということですが、この不幸な状況に陥ってしまう問題は、自分にあった会社がうまく探せないことではなくて、どこかに自分に合った会社があると考えてしまう思考方法にあると思います。
あなたの人生の良し悪しが、入社した会社によって決まってしまうのであれば、仮に良い会社に入れたとしても、それはたまたま偶然そうなって、自分の人生が良いと思えるだけです。同じように何かのきっかけで、たまたま偶然良くない人生を送ることになるかもしれません。
良く生きるためには、偶然に期待してはいけません。たまたま良い出会いがあったり、偶然、他人よりも幸運なことが人生には起こったりすることはあるのですが、それを期待してしまえば、しまうほど、自分の人生を良く生きるための手綱を手放しているのと同様です。
偶然ではなく、必然的に良く生きるためには、何が本質かを問いかける必要があります。例えば、仕事の本質が世の中に価値を提供することであれば、一人でも、どんな組織に属していても世の中に価値を提供できる人になれば、必然的に仕事ができる人と評価されるはずです。
会社が合わないから、上司が合わないから、同僚と合わないから、自分が世の中に価値提供できないと考えていれば、必然的に良い人生は送れません。自分にとって不利な状況であったとしても成果が出せる状態を作りこむ企画こそが、必然的に良い人生を送るために必要です。その企画に取り組むことで、どんな偶然で自分の不利な状況に陥ったとしても、それを必然的に良いものにできる可能性が高まるはずだからです。
実際、人生の良し悪しは偶然にも左右されるものですが、必然を考えて行動した人間と偶然に期待して行動した人間、どちらが良い人生を送れるでしょうか。
〈文=株式会社シグマライズ 代表取締役社長 社会保険労務士 斎藤 清二(@sigmarize)〉
株式会社シグマライズでは、23卒向けに「就職支援コミュニティ【α】」というLINEのオープンチャットにて就活生の支援を行っています。22卒のコミュニティ参加者にもサポーターとしてコミュニティに残ってもらっていますので先輩に相談することも可能です。
サービスの詳細について知りたい方は、こちらのサービス紹介ページから詳細確認下さい。