日常

目の前の問題は10年後には取るに足らない問題になっている

株式会社シグマライズの斎藤です。

今、何に力を注ぐべきか分からない時や、モチベーションが下がった時には、10年後の社会や組織や自分自身を想像すると良いです。

3年後、5年後はちょっと考えるのに近すぎるし、20年後、30年後は遠すぎてあまりイメージがわきません。ちょうど10年後ぐらいを考えるのが良いと思います。

自分自身が現在、問題だと考えていることは、おそらくほとんど10年後には解決されているのではないでしょうか。(環境破壊や、少子高齢化や、日本経済の低迷などは10年度も解決されていなそうですが・・・。)

今現在の個人が抱えている具体的な問題や、自分が属しているコミュニティーや組織が抱えている具体的な問題(あなたが考える具体的な問題)はおそらく、10年後には実際に解決されるか、もしくは、あなた自身にとって大きな問題と思えなくなっているでしょう。

ただ、10年後には解決されているであろう問題を誰かが解決してくれるだろうと考えて、安心してはいけません。10年後には解決されているであろう問題を、10年後に向けて解決していくのは自分自身であり、自分が10年後に向かって取り組みを起こさなければ解決されないと考えた方が良いです。

短期的に解決できないことは、長期的な視点で解決していけば良いのであって、短期的な問題を悲観して捉えるべきではありません。

自身の現時点での何かに対する能力の低さや無さを悲観したり、過去の自分の怠慢を後悔すべきではありません。10年取り組めば、何に対しても人並み以上の能力を得られると考えるべきだし、過去の自分の怠慢を悔やんでいる時間があれば、何か行動を起こした方がよっぽど有益です。

今、特に問題と考えていることがないのであれば、10年後に、自分は、自分が属する組織やコミュニティーは、社会は、世界はどうあるべきなのか考えた方が良いです。

10年後のあるべき姿を作るのは、今の自分自身であり、日々の一つ一つの行動が10年後に繫がっていると考えて、取り組んでいけば、必ずすべてがあるべき姿に向かって良くなっていくはずです。少なからず何かが少しは変わるはずです。

〈文=株式会社シグマライズ 代表取締役社長 社会保険労務士 斎藤 清二(@sigmarize)〉

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