目次
- 大阪キャリアフォーラム
- CFNアプリ活用のススメ
- ES(エントリーシート)提出のポイント
- 自己PRは「具体性」と「ストーリー」
- 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)の深堀り戦略
- 業界理解と企業研究の徹底
- 面接時の一言と表情づくり
- 最終面接に向けた熱意と未来ビジョン
- まとめ:OCFを最大限に活用するために
1.大阪キャリアフォーラム
この記事では日英バイリンガルの学生が集う、大阪キャリアフォーラムについて説明します。Osaka Career Forum(以下OCF)は、関西最大級の合同企業説明会として、国内外の大手企業からベンチャーまで幅広い業種・業界が一堂に会する就職イベントです。選考状況によっては、その場で即日内定をもらえる可能性があります。参加にあたってはCFN(Career Forum Network)の公式アプリが必須で、企業情報の検索やエントリーシート(ES)提出がスマホから手軽に行えます。大阪開催ならではの地元企業や関西に拠点を置く企業との接点が多く、首都圏だけでなく、関西出身・在住の学生にとってもアクセス性が高いのが特徴です。
2.CFNアプリ活用のススメ
まずはCFNアプリをダウンロードし、プロフィールを充実させましょう。志望業界や希望職種、自己PRをあらかじめ登録しておくことで、企業側からのスカウトを受けたり、アプリ内でマッチング度を確認できます。また、イベント当日はブース位置の確認やスケジュール調整、予約機能を使うことで、無駄なく回る順序を組み立てられます。ES提出締切が近づくとプッシュ通知が届くため、見落としを防止できるのも大きなメリットです。
3.ES(エントリーシート)提出のポイント
OCFではESの自由記述欄で第一印象が決まるとも言われます。提出は早めが鉄則で、開始直後のアプリ操作は混み合うため、募集開始と同時(の心意気で)に送信できるよう事前準備を怠らないようにしましょう。志望理由欄には事実の羅列にとどまらず、「なぜその企業なのか」「自分の価値観と企業理念の共通点」などを具体的に示すことが大切です。企業ホームページやニュースリリースからキーワードを拾い、自分の経験や志望動機文に自然に取り込むと、採用担当者の目に留まりやすくなります。
4.自己PRは「具体性」と「ストーリー」
自己PRでは、自身の行動力や粘り強さを示すエピソードを選びましょう。たとえば「シェアルーム運営のトラブルに対して、◯◯という課題を見つけ、△△という解決策を実行した」というように、「課題発見」「行動」「成果」の流れを明確にします。キーワードだけ並べるのではなく、つねに面接官に「もっと聞きたい」と思わせる構成を意識してください。また、英語での自己PR文も用意しておくと、グローバル企業や海外事業部門へのアプローチがスムーズになります。
5.学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)の深掘り戦略
「学生時代に取り組んだこと」は、面接で最も深掘りされるテーマです。ただ成功体験を語るだけでなく、「なぜそのテーマを選んだのか」「その過程で何に気づき、どう改善したのか」をあえて“問いかけたくなる”ような型でまとめておくと効果的です。質問者が「もっと詳しく教えてほしい」と思うような隙間をあらかじめ用意しておくことで、面接官との双方向的な対話が生まれ、人間性も伝わりやすくなります。
6.業界理解と企業研究の徹底
OCFでは同業他社が並んで出展するため、業界内での企業ポジションや特色を比較しやすいのが利点です。ブース訪問前には、自分が「どんなビジネスフィールドでどのようなポテンシャルを発揮したいか」を整理し、企業ブースでの質疑応答に生かしましょう。企業説明会資料やパンフレットに記載されているキーワードを引用し、「御社の□□戦略に共感し、自分の経験で△△を実現したい」という応募先特有の志望動機を文章化しておくことで、オリジナリティあるアピールが可能です。
7.面接時の一言と表情づくり
ES通過後に控える面談では、オープニングの自己紹介やちょっとした雑談の「一言」が印象を左右します。暑い時期なら「会場までの道中、◯◯の景色に励まされて来ました」など、自然な共感を作るエピソードを用意しておくと距離感が縮まりやすいでしょう。また、身だしなみやアイコンタクト、姿勢など非言語コミュニケーションも大切です。リラックスして臨みつつ、相手の目線に寄り添う意識を持つと好印象につながります。
8.最終面接に向けた熱意と未来ビジョン
最終面接では、企業が「この人と一緒に働きたい」と思える人間性が問われます。ただ成果やスキルを並べるだけでなく、「自分がこういう世の中を創っていきたい」「企業とともに挑戦したい未来」が語れると、本当に共に働く同志としてのイメージを抱かせられます。最終面接直前には、改めて自分のキャリアプランと企業ビジョンがリンクしているかを言語化し、自信を持って語れる状態にしておきましょう。
9.まとめ:すべて最終面接に向けた熱意と未来ビジョン
OCFは単なる説明会ではなく、自己PR・ガクチカ・志望動機をリアルタイムで試せる場です。CFNアプリを駆使してES提出から当日のスケジュール管理まで計画的に進め、企業研究で得た知見をブース訪問や面談に反映させましょう。具体的な行動エピソードを「ストーリー仕立て」で語りつつ、企業キーワードを織り交ぜることが成功への鍵です。関西の学生はもちろん、全国から集まる学生との交流機会にも恵まれるため、ネットワークづくりのきっかけとしても積極的に活用してください。
これらの準備を通じて、OCF参加後には「他の就活イベントとの差」を実感できるはずです。早めのアプリ登録から最終面接まで、一貫したストーリーと熱意を武器に、大阪キャリアフォーラムでの成功を掴み取りましょう。
<文=末田椋資>
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