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エントリーと選考は全くの別物?それぞれの違いを徹底解説!

就活でよく聞く「エントリー」と「選考」ですが、意味合いが違うことを知っていますか?大きく分けると、エントリーするのは就活生側で、選考するのは企業側になります。本記事では、アナタが就活をスムーズに進められるよう、エントリーと選考の違いについて解説していきます。

就活におけるエントリーとは?

エントリーは、就活生が企業側に行うものです。エントリーには以下の2種類があります。

プレエントリー

本エントリー

よく似ている言葉なので、次項で詳しく解説していきましょう。

プレエントリー

プレエントリーは、就活生が企業に対して「アナタの企業に興味があります」と意思表示することです。対象となる企業から資料請求をしたり説明会に参加したりと、その企業の情報を集めるために行います。

相手がどんな企業でどんな条件の募集が出ているか分からないと、就活生は受けるか否かの判断がつきません。そのため、プレエントリーで企業の情報を収集するのは、就活の第一歩と言えます。気になる企業が複数ある場合は、その企業の数だけプレエントリーをして情報を集めておきましょう。

本エントリー

本エントリーとは、その企業の選考に申し込みをすることです。プレエントリーで情報を集めて、その後の選考に進みたいと思った時に本エントリーを行います。注意点としては、あくまで申し込みをするだけで、選考に必ず参加できるとは限りません。

本エントリーの方法は、以下の2種類があります。

・企業のホームページで行う

・マイナビなどの就活サイトで行う

エントリー情報は外部には伝わりません。採用の確率を上げるために、複数の企業で本エントリーを進めておくことをおすすめします。

就活における選考とは?

選考とは、企業側が就活生の中から採用する人材を選ぶことです。企業の採用人数には限りがあります。採用人数を上回る本エントリーがあった場合は、企業は就活生の中から人材を選ばなければいけません。

そのため、就活生は、この選考で企業側に選んでもらえるように自己アピールが必要になります。実際に行われる選考方法は、以下の通りです。

・書類選考

・筆記試験

・面接

それぞれについて、次項で解説していきます。

書類選考

選考方法は、全ての企業で全く同じではありません。ですが、多くの企業では最初に書類選考を行って就活生を選びます。書類選考で必要な書類は、以下の2種類です。

・履歴書

・エントリーシート

企業が履歴書の提示を求めるのには、就活生の基本情報を把握したいという理由があります。履歴書には、氏名や住所の他に学歴や保有資格を記載する欄があり、就活生の情報を一括して把握するのに適しているからです。

履歴書のポイントは、丁寧に手書きで書くことです。現在ではパソコンで履歴書を作成することも可能ですが、企業側はあまり好みません。字の綺麗さは問われないので安心してください。

一方のエントリーシートですが、企業はこのエントリーシートで就活生の人柄や選考に対する熱意を判断します。履歴書と項目が重複する箇所もあるでしょう。ですが、履歴書よりもエントリーシートの方が入力スペースが広いので、より強く自分をアピールできます。

エントリーシートのポイントは、履歴書の補足です。履歴書はスペースが狭いので、志望動機や自己PRを詳しく書けません。履歴書では要点だけをまとめ、エントリーシートでその要点について詳しく記載しましょう。

エントリーシートも履歴書と同様に、手書きで丁寧に書いてください。

筆記試験

筆記試験は採用している企業ばかりではありません。ですが、就活をしていると一度は経験することになるでしょう。よく使われるのが、SPI相応検査です。その理由は、SPI相応検査を行うことで、就活生の基礎学力から性格診断まで総合的に判断できるようになり、その後の選考がスムーズに進むからです。

SPI相応検査では、自分をよく見せようと思って事実と異なる回答をしていくと、矛盾点が生じて嘘だと思われます。自分に正直に回答してください。SPI相応検査の参考書が売っているので、事前に問題の傾向を把握しておくことをおすすめします。

また、筆記試験で小論文を用意している企業もあります。就活中は学業と同時進行で大変だと思いますが、本を1冊読んでおくと役に立つでしょう。

面接

選考で一番重要なのが、面接です。企業によって2回、3回と面接する回数は異なります。面接では、採用担当者に自分をアピールできる絶好の機会です。ですが、逆に採用担当者からのチェックも厳しくなるので注意してください。

面接時に注意すべき点は、以下の通りです。

・服装や髪型

・挨拶と丁寧な受け答え

・志望動機と自己分析

特に、挨拶と丁寧な受け答えには気を付けるべきです。理由は、どんな職種であれ、挨拶と丁寧な受け答えは円滑なコミュニケーションを築くための基礎だからです。「はい、いいえ」「〜です」と、常に言葉遣いに注意しましょう。

面接では、志望動機の詳細だけでなく、アナタの性格や長所と短所を聞かれることも珍しくありません。事前に自己分析をしっかりと行い、どんな質問が来ても対応できるように準備しておいてください。

エントリーは積極的に行いましょう

本エントリーから採用に至るまで、就活生は何度も選考を通過しなければいけません。採用を勝ち取れるのは、限られた人数のみです。その採用を勝ち取るためには、積極的にエントリーを続けていきましょう。分母を増やすことで、アナタが採用される確率もどんどん高くなっていきます。

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<文=ユザワヤスヒロ