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組織と人について~人との向き合い~①

こんにちは。蛯名です。

今日は、僕が現在考えている、自分の好きなことであり、強みであり、将来的に仕事にしたいことについて書こうと思います。

ずばり、それは何かというと「人と向き合う」ことと「組織を作る」ことです。二つに分けて、書きましたが、向き合うという対象の規模のちがいだと自分は考えています。言葉に表すとするならば、人材育成組織開発とも言えます。はじめにこの言葉を使わなかった理由は、自分はある特定の職業をイメージできているわけではなく、むしろどんな職業についても必要なことであると思ったので、より抽象的に伝えたかったからです。ただ、このようにかっこよく言ってますが、具体的な職業をイメージすることができてないのも事実なので、今後しっかりと勉強していきたいです。

組織と人についての仕事をしたいと考えた理由を時代背景過去の経験の二つに分けて書きます。過去の経験を、組織と人という観点で、時系列で見ていきます。

1.時代背景

僕は、今後、人と組織、特に組織についての専門家が求められていくと予想しています(常に求められているとは思いますが)。なぜなら、今は大半が工場で働く人ではなく、「好きなことで、生きていく」人たちであるからです。語弊があるかもしれませんが、これは比喩です。一つ一つ説明していきます。

工場で働く人とは、ベルトコンベアーに乗って流れてくる商品を梱包したり、流れ作業をする人のことです。この観点で行くと、僕もカフェで働いていた時は工場で働く人でした。マニュアルを覚えたら、それに従う人。

次に「好きなことで、生きていく人」とは、どういうことでしょうか。

この文言に見覚えのある方も多いのではないでしょうか。

(関係ないですが、この動画の方たち現在どうしているのでしょうか。。。)

そうです。YouTubeです。

YouTubeが、広告の中でYOUTUBERを表現する時に用いた言葉です。この広告によって、YOUTUBERとは好きなことで生きているのだと認識した方も多いのではないでしょうか。

事実としても、遊んでいたり、好きなものを紹介する動画だけで、一般のサラリーマンよりも多くの給料をもらっているわけですからそのように言えるのではないでしょうか。

話を戻すと、これはつまり、言われたことをやる人ではなく、これからの働く人は、好きなことや得意なこと、自分がやりたいことを仕事にしたいと願う人が多いということです。

決して、言われたことをやる人が悪いわけでも劣っているわけでもなく、時代の理想の働き方の変化が起きているのです。

そして、これは言い換えると理想の組織というのも変わってくるということです。

今までは、工場の出荷台数のように、一つの評価軸でどれだけ成果が発揮されたがが求められていましたが、これからはそうではないのではというのが僕の考えであります。

では、どうなるのか。

それは組織に所属する各人が、自らのビジョンに向かって努力しながらも、一つのチームとして走っていける組織です。

なぜなら、一人一人がそもそも「好きなことで、生きていく」ことを願う人たちであるからです。僕もそうです。しかし、だからと言ってみんながYOUTUBERになるわけではないです。僕もそうです。笑

だから、必ず組織は必要だし、むしろ組織として、会社があるからこそ大きく社会に貢献できる。

この前提に基づくと、それは理想の指導者の変化が見えてきます。

以前であれば、とにかく優秀な人が組織のトップに立つべきでした。学校のテストをイメージすればわかると思います。わからない問題は、その人に聞けばわかる可能性が最も高いわけです。なぜ学校のテストに例えたかというと、学校のテストでは高い点数をとることだけが求められるように、以前は会社でも高い業績を残すことだけが求められていたからです。

しかし、今はその会社の存在意義というものが変わっています。まず、会社に入ることは選択肢の一つでしかありません。YOUTUBERをはじめとしたフリーランスや、起業・副業もあるわけです。そうなるとどうなるかというと、働く人が会社に求めるものが変わるのです。以前なら、終身雇用で最後まで面倒を見てもらう代わりに、自分の意向よりも会社の意向にしたがうのが普通でした。しかし、今は、また今後はもっとむしろ会社をどう使えばいいのかという視点を持った人が生まれてくるのです。だから上に書いたように、各人が違ったビジョンを持ちながら同じ会社で働くという現象が起こるのです。

そこでは会社の業績しか考えていない指導者は活躍できません。なぜなら、部下がそのように考えていないからです。ではどんな指導者がいいのか。社員一人一人の自発性を引き出しながらも、それを高いレベルで統合できる指導者だと考えています。まず、社員一人一人が描くビジョンを理解し、共感できる力が必要です。なぜなら、共感されているという感覚は人の自発性につながるからです。しかし、その上で会社が目指している方向性もはっきり示し、それに従うことが、どのように社員にとって有益か、または成長ができるかをじっくり話こめて、各人にカスタマイズして伝えられる力が必要だと思っています。

今後の時代は、そのような対話型マネジメントができる指導者が求められます。

そして僕は将来的に組織を導ける指導者になりたいと考えているのです。

その前提をもとに、組織と人に携わる仕事がしたいのです。

次の記事では、なぜそのように思ったのかを過去の経験をもとに書いていきます。

次の記事:組織と人について~人との向き合い~②

〈文=早稲田大学 政治経済学部政治学科 2年 蛯名 健人 (noteFacebook,ライター自己紹介記事)