「インターンシップ」という言葉は、就活などをきっかけに耳にすることが多くなるのではないでしょうか?大学2〜3年生になると、実際に参加してみたい!と考えている方も少なくないと思います。
それと同時に、「そもそも、何のために参加するの?」「アルバイトと何が違うの?」こういった疑問も浮かんできますよね。この記事では、そんな皆さんの疑問を解消すべく、長期インターン経験者である筆者の考えについて紹介していきます!
目次
- インターンシップとアルバイトの定義とは?
- どっちに参加するべき?インターンシップとアルバイトを比較!
①対象者の違い
②目的の違い
③業務の違い
④対価(お給料)の違い - 浪費か消費、それとも投資?人生の時間に置きかえてみる
- まとめ
インターンシップとアルバイトの定義
そもそも、インターンシップとアルバイトの定義とは何でしょうか?まずは、一般的に使用されている意味について見ていきましょう。
インターンシップ:会社などでの実習訓練期間。学生が在学中に自分の専攻に関連する企業に体験入社する制度。体験就業。
アルバイト:本業や学業のかたわら、収入を得るための仕事をすること。また、その仕事をする人。
出典:『デジタル大辞泉』
定義だけを聞いても、あまりピンと来ないかもしれません。しかし、この2つの定義からも、インターンとアルバイトの大きな違いが読み取れます。インターンは実習や体験就業という目的を持った期間を差しますが、アルバイトは雇用形態の呼び名に過ぎません。そのため、学生が参加する動機も、企業が学生を受け入れる意識も少なからず変わってくるということです。
どっちに参加するべき?インターンシップとアルバイトを比較!
定義の違いは分かりましたが、実際にインターンシップとアルバイトの参加で迷った時、何を基準に選べば良いのでしょうか?4つのポイントに分けて見ていきましょう!
①目的の違い
皆さんはなぜアルバイトをするのでしょうか?定義の違いにもあったように、多くの学生が「お金を稼ぐこと」を大目的にアルバイトを行っているかと思います。
一方で、インターンシップに参加する学生の目的は「就業体験」を積むことです。「就職活動に向けて有利な経験を積みたい」「将来に向けて、役立つビジネススキルやマナーを身につけたい」そのような目的意識を持った学生がインターンシップにチャレンジする傾向にあります。キャリア形成の一環という位置づけが強いので、受け入れる企業側もインターンの仕事には、実務に近い業務を設けていることが大半です。
②対象者の違い
企業によっても異なりますが、アルバイトで雇用される対象者は、そのほとんどが高校生からシニアまで年齢はあまり問いません。主婦やフリーターなど様々な方の中から採用選考が行われるため、学校の授業などでシフトの融通が利きにくい学生は、選考が不利になることもあります。そのため、経験できる業務も限られてきます。
一方、インターンシップの採用対象者は多くの場合、学生に限定されます。学生を採用することを前提においているインターンでは、学校の授業やテストなどの学生生活との両立を理解してもらえるため、柔軟な勤務ができることも多いです。インターン制度を取り入れている企業は年々増えているので、幅広い職種や業務を経験できることもポイントです。
③業務の違い
どちらの業務が難しい、優れているという基準はありません。ただ、任される範囲や責任がインターンの方が広いことが多いです。社員に近い業務内容に関われるので、仕事や企業のことをより深く理解できます。
④給与の違い
みなさんもご存知のように、アルバイトは時給制でお給料が支払われる形がメジャーです。
一方で、インターンシップには有給のものと、無給のものが存在します。1dayインターンや短期インターンについては、お給料が出ない場合が多く、長期インターンは有給の場合が多いです。ただ、時給制以外にも日給や成果報酬の形をとる場合もあります。また、長期インターンでも無給のところもあるので、事前に確認しておきましょう。無給だとしても参加する意義があるのかを考え、期限や目標を設けることで実りある時間にできると思います。
浪費か消費、それとも投資?人生の時間に置きかえてみる
ここまで、アルバイトとインターンについて比較してきましたが、自分の1時間にはどれだけの価値があるのか、それを決めるのは自分次第です。ここで、筆者の考える時間の使い方について少し紹介すると、以下の3つに分けられます。
浪費:時間を無駄にすること
消費:労力や精力を使って時間をなくすこと
投資:将来を見込んで時間をつぎ込むこと
この中で、インターンに参加することは、「投資」に当たると私は考えています。インターン期間で自分に合った仕事を見極め、実務のスキルを身につけると同時に、人間性の部分も成長できたことが今につながっていると感じているからです。目的意識を持って投資した時間は、誰にも奪われない価値になり得ます。
学生という時間は長いようであっという間です。もし、時間の浪費や消費をしてしまっていると感じる人は、時間を自分自身に費やす意識を持つことがおすすめです。アルバイトをする時間とインターンをする時間、それぞれをもっと有意義に過ごせるかもしれません。
もちろん、時には意味もなく無駄に思えるような時間を過ごすことが、大切な思い出になることもあります。何が良い、悪いということではありませんが、考え方の基準として参考にしていただければ幸いです。
まとめ
いかがだったでしょうか?インターンシップは自分への投資になりますし、参加を決める際にも人生について考える気持ちが芽生えます。もちろん、アルバイトでも自分次第で多くのことを得られるので、どちらにせよ目的意識を持つことが重要です。
どう生きるかは自分次第で、どう生きたいかも自分にしか分からないもの。この記事を読んだ人には、自分にとって最善の選択をしてもらえたら嬉しいです!
<文=前田あかり>
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