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目標を立てることで不幸になってはいけない

株式会社シグマライズの斎藤です。

人は何か目標を立てて、その目標を達成した時に幸せを感じる生き物です。

例えば、小さい時は、思った通りに積み木が積み上げられた時や、思った通りに塗り絵が塗れた時に幸せを感じ、大きくなってきたら、スポーツとか勉強とか人間関係とかキャリアとか、ありとあらゆるものに関して、時には明確に、時にはぼんやりと目標を立てて、その目標が達成できたら幸せを感じます。

また、目標の達成が難しいものであればあるほど、その目標が達成された時の幸せな気持ちは大きいようです。

この経験を繰り返すことで、気が付くとどんどん難しい目標を立てるようになる人が多いのではないかと思います。

目標が達成できた時は、とても幸せな気持ちになりますが、目標が達成できないと思った時にはその分不幸な気持ちになります。

もともと幸せを得るために立てていた目標によって、不幸な気持ちになることがある。ということです。

自分で立てた目標によって苦しい思いをするのは本末転倒です。

そこで、自分で立てた目標が自分に幸せをもたらす良い目標かどうかは、ちょっと考えてみた方が良いです。

自分で立てた目標が、「良い目標」か「悪い目標」か判断する方法があります。

それは、立てた目標を達成するために、行動している過程においても幸せを感じられるか、どうかです。目標に対して行動していること自体が楽しい、幸せな気持ちになる。ということであれば、その目標は自分にとって良い目標です。

一方、目標に対して行動していること自体が苦しい、不幸せな気持ちになる。ということであれば、その目標は自分にとって悪い目標です。

目標達成した時に幸せを感じるかどうかで、判断するのではなくて、目標達成に向けて行動している過程においても幸せを感じるかどうか、で、自分が立てた目標を検証してみると良いと思います。

自分が幸せになるために立てている目標で、自分を苦しめたり、不幸な気持ちにさせる必要はありません。

また、これは個人だけでなく、組織の目標に対しても言えると思います。会社で設定した目標が多くの従業員にとって、その目標達成するための過程が苦しいものであるのであれば、その目標は良い目標とは言えません。

その目標達成するための過程すらも楽しいと思える目標が良い目標になります。

これを読んだ方は、一度、自分がいま掲げている目標が「良い目標」か「悪い目標」か検証してみることをおススメします。

何かのチームの長だったり、会社経営をされている方については、組織が掲げている目標が「良い目標」か「悪い目標」か検証してみて、修正した方が良ければ修正した方が、あなたのチームや組織に属している人は幸せになれると思います。

〈文=株式会社シグマライズ 代表取締役社長 社会保険労務士 斎藤 清二(@sigmarize)〉

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