株式会社シグマライズ、社長の斎藤です。
会社として22卒の就活支援をやっています。当社が就活支援を行っている理由は、「なぜ私が4ヵ月でのべ500件のES添削を行ったのか」に書いているので、そちらを見て下さい。
今回は、タイトルにも書いた通り、就職活動をする中で他人に「その仕事向いてないんじゃない?」と言われた時にどのように考えたら良いか?という話しです。
世の中には、人にアドバイスをしたい人と、人からアドバイスを貰いたい人がいます。(私もこういった記事を書いて発信していることを考えると「人にアドバイスをしたい人」なんだと思いますが・・・。)
結論から言うと、アドバイスをしたい人からのアドバイスは、話半分で聞いておいた方が良いと思います。(この記事も話半分で読んだ方が良いです。)アドバイスをしたい人は、自身の知識や経験や自分が良いと思った価値観から他人にアドバイスをしています。これを読んでいるあなた自身と、アドバイスをしている人(もちろん私も)は、他人なので、「そういう考え方もあるかぁ」という程度には話しを聞いた方が良いと思いますが、どんなにあなたが尊敬している人や信頼している人からのアドバイスでも、それ自体を鵜呑みにする。とか、そのアドバイスに大きな影響を受けて、自身の選択を決める。などしない方が良いです。
就職活動をする中で、OB・OG訪問や就活エージェント、はたまた企業人事の人との面接で、社会人と話しをする機会が多くあります。人によっては、親や兄弟、大学教授や友人と話しをすることも多いと思います。
中には、そういった第三者に、「私は○○な仕事がしたい、○○の企業で働きたい」という希望を話した時に、「いいんじゃない、○○向いていると思うよ。」と言われるケースと「○○かぁ。あんまり向いていないんじゃないかな。」と言われるケースが出てきます。
それを受けて、「向いていると思う。」と言われれば、やる気が出たり、自信に思ったりしますが、「向いていないと思う。」と言われれば、やる気が無くなったり、自分の将来が不安になったり、志望企業変えた方が良いのかな、とキャリア選択に迷いが出たりすると思います。
私自身の考えなのですが、第三者に「向いていないと思う」と言われて、自身がやりたいと思っていることや、自身が選択しようとしている行動を諦めてしまうのは、本当にもったいないと思います。
実際に今時点でその仕事が向いていないかもしれませんが、仕事を通してその仕事に向くようになるかもしれませんし、向いてなくてもその仕事自体は楽しめるかもしれません。もっと言うと、自分がしたいと思った仕事をまずは選択をする。ということ自体があなたの人生にとって良いことかもしれません。
特に就職活動を行う大学生は、まだ20歳、21歳です。その時点で向いているもの(いわゆる強み)を見つけて、それに合わせて仕事を選択するなんて、もったいないと思います。自身が変われたり、成長できること(10年前、15年前の自分と今の自分は全然違うでしょ?)を前提に好きな選択をした方が良いです。
第三者は、もちろん善意で、「向いている」「向いていない」と言っていると思いますが、それって向いている仕事をした方が稼げる可能性が高い、とか、効率的に活躍できる、とか、経済合理性や効率を重視してのアドバイスであることが多いです。それは経済合理性や効率が、ひろく共感される価値観だから、アドバイスを受ける人も、その価値観に従って自身の選択を決めるだろうという前提があってのアドバイスになります。
ただ、本来、自身の生活や人生を豊かにすることと、経済合理的であることや、効率的であることはイコールではありません。むしろ、経済合理性や効率ではない部分(好き、嫌い)で、自身の選択をすることの方が、人間らしい選択だと思えます。
なので、人事に「その仕事向いてないんじゃない?」と言われたからといって、あまり気にする必要は無いです。(その企業には、その職種で採用されないかもしれませんが。。。)
もっと言えば、その人事の人は、その人の価値観でアドバイスしているので、その人のアドバイスを参考にすべきなのかどうか自体をまずは考えた方が良いとも思います。
私は、好きな仕事を選択してまずやってみるのが、人間らしく、良く生きるために必要なことだと思うので、是非参考にして欲しいです。(参考にすべきかどうか自体をまずは考えてみて下さい。)
〈文=株式会社シグマライズ 代表取締役社長 社会保険労務士 斎藤 清二(@sigmarize)〉
株式会社シグマライズでは、23卒向けに「就職支援コミュニティ【α】」というLINEのオープンチャットにて就活生の支援を行っています。22卒のコミュニティ参加者にもサポーターとしてコミュニティに残ってもらっていますので先輩に相談することも可能です。
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