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企業分析のやり方特集!就活で内定を勝ち取るための3つの秘訣とポイントを解説

就職で内定を勝ち取るためには的確に企業分析をする必要があります。しかし、企業分析のやり方には、コツとポイントがあります。そのポイントを押さえれば、企業分析の本質を理解して、企業研究をすることができます。

そこで本記事では、企業分析の目的を解説した上で、やり方のポイントを3つに分けて紹介します。

企業分析を就職内定へつなげるための4つの心構え

企業分析を適切におこなって、内定を勝ち取るためには、自分の目指す企業と、あなたとの相性を見る必要があります。企業分析で、自分の目指す道が明確になると、就職活動をより具体的にすすめることができ、内定に一歩近づけます。

就活でありがちなことに「この企業で本当に働きたいと思っていないけれども、なんとなく受けた」ということがあります。そのようなあやふやな状態では、せっかくの内定も無意味になってしまい、就職してみたものの自分に合わないと思い転職してしまうというケースは少なくありません。

就活を行う時に、自分が本当に希望する企業に応募したほうが、実際働いたときの満足度が高くなります。自分が希望の会社に入るために、企業分析は欠かせないのです。

企業分析をする前の心構えとしては、下記の4つがとても大切です。

  1. 企業を厳選する
  2. その企業の弱みや課題も把握する
  3. 複数の情報源を持つ
  4. すべての情報を冷静に受け止める

こうした心構えは、自分に合った就職先を選ぶことにつながり、就職したときに満足した社会人生活を送ることにもつながります。

企業分析は自分に合った企業を探す上で欠かせない

企業分析は自分に合った企業を探す上で欠かせません。就活における企業分析とは、企業の内部&外部状況を調べて、その企業の本質を知ることです。企業の本質を知ることは、自分の志向と企業のマッチングを探ることにつながります。

以下で、効果的な企業分析をして、自分に合った企業を探す上で大事なことを、具体的にご紹介します。

興味・関心を持っている業界から企業を絞り込む

興味・関心を持っている業界の中から企業を絞りこむことは、自分にマッチした企業を探すためには大切です。企業分析においては、会社の情報を整理して分析をすることで、自分が就職したいと思える理由を明確にすることが大切だからです。

実際に、せっかく内定を勝ち取り、入社を決めても「働く意欲が湧かない」「仕事の内容が自分に合っていない」などのミスマッチは起こりやすいもの。あなたと企業がマッチングしなければ、早々に退職、ということにもなりかねません。

自分とマッチした企業が見つかれば、就職活動を効率的に行うことにつながるので、結果的に就職したときに満足して働ける可能性が高くなるのです。だからこそ、興味のある業界の中から志望する企業を絞り込むことが大切なのです。

業界分析から企業分析については下記の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

業界研究から企業分析へ

具体的に「志望動機」を作成する

企業分析をすることは、具体的な志望動機を作成する上でも効果的です。「この企業で何がしたいのか」「なぜこの企業で働きたいのか」などの志望動機を明確にしやすくなるからです。

就活をしている時点では、「企業ではたらく」ということが、はっきりとイメージ出来ないというのが、本音でしょう。企業分析をすることで、その企業の細かいことがわかると、内定予定者として何が求められているのかが、明確になります。

企業の採用担当者へ熱意を伝えるような説得力のある具体的な志望動機を作るためには、企業分析を実施することが欠かせないのです。

就職活動において、自分探しと企業分析が大切な理由については下記の記事を参考にしてみてください。

就職活動は企業探しと自分探しが重要

企業分析の3つの効果的なやり方を押さえよう!

具体的な企業分析のやり方がわからない、という人もいるでしょう。下記の3つのポイントを押さえたやり方にしたがって、興味のある企業を上手に理解しましょう。

企業について概要を調べて組織の全体図をつかむ

企業の概要を調べて全体図を掴むことは、企業分析のやり方において大切なポイントの1つです。企業には下記のように様々な情報があります。

  • 企業の基本情報(所在地・資本金・設立年度・ビジョン・ミッション)
  • 事業内容と企業のストロングポイント
  • 福利厚生などの制度
  • ビジネスモデル
  • 企業実績
  • 採用情報

なにも課題を抱えていない企業はありません。その企業の弱みや課題とも向き合っておきましょう。企業が抱えている問題点について、面接で聞かれるケースもあります。

企業の動向を知る|中期経営計画の重要性

企業の動向を知ることは、企業分析のやり方の1つです。企業の動向の中でも、特に、就職活動中の人に押さえて欲しい資料があります。それは企業の「中期経営計画」です。

中期経営計画とは、企業の今後3~5年で、やりたい事業計画を明らかにした書類です。中期経営計画は、社員と今後の展望を共有し、具体的な実現に近づけていくためにも、必要な計画書なのです。

中期経営計画を分析することで、以下のことが明らかになります。

  1. どれほどの人員を具体的に必要としているか
  2. どのような事業を新規事業として考えているか

すなわち、中期経営計画が描く、当該企業の将来的な展望と、あなたの意向が合わないのであれば、その企業とマッチングしていない、とも言えます。

また、企業の動向を探るためには、企業を取り巻く日常的に報道されるニュースや、その業界についてのニュースなどをチェックしたり新商品のプレスリリースなどもチェックしたりしましょう。

企業分析の成果を活用して自己PRや志望動機作成に活かす

企業分析の結果は自己PRや志望動機作成に活かしましょう。大別すると、以下の2つが大切になります。

自己分析と組み合わせながら、企業分析をおこなう

自己分析と組み合わせながら企業分析を行うと、自己PRや志望動機作成に活かせるので、効果的に就職活動を行うことができます。

就活において最も大事なことは、どこでもいいから企業に採用される、ことではありません。あなたが「仕事において求めることを満たしてくれる」企業の内定を勝ち取ることです。

そのためには、企業分析を行う前に、自分が働くための「動機」を明らかにしておくことをおすすめします。

自分にとって「良い会社」とは、単に「給料の良い会社」なのか、「やりがいのある仕事ができる会社」なのか、「キャリアアップできる会社」なのかなど、自分の本音を分析して把握しておくことも大切です。

自分の良さを活かして活躍できる会社なのかどうかもチェックすると、自分にマッチした企業が見つかるでしょう。

このように、本当にマッチした企業を探すためには、企業分析だけでなく、自己分析を並行して行うことも欠かせません。

志望動機を明確化する

企業分析をしながら、志望動機を明確化することで、効率的に就職活動への準備を進めることができます。

志望企業を他社と比較・分析することで、企業のもつ特徴がより明確になります。企業のもつ特徴が明確になると、他社との差別化が図れるので、志望動機の作成もやりやすくなります。

企業分析のデータを丸暗記するのではなく、該当企業を多角的に理解するように努めましょう。すると、他社ではなく、この企業でなければならない理由がはっきりします。

企業の採用担当者が、志望動機を聞いた時に、熱意を感じられる志望動機だと思えれば就職できる可能性は高くなります。

志望動機については下記の記事で詳しく解説しています。

【例文付き】就活の軸とは?決め方と企業から就活の軸を聞かれる理由を解説!

企業分析で、あなたの就職内定を確実にしよう

企業分析は、就職活動の準備段階において、とても大切なステップです。企業の採用担当者に興味を持ってもらえるような志望動機の作成や自己PRをするためにも、応募する企業の情報を深く知る必要があります。

企業分析のやり方は、難しいものではありません。友人や、大切な人のことを理解するために、様々なデータを集めるのと同じことです。

企業分析で、該当企業とあなた自身の相性が良いことがわかると、自信を持って、あなた自身を企業にアピールできて、内定にも一歩近づくことでしょう。

そのためにも、企業分析を効果的に実施して、就職活動をスタートすることをオススメします。

<文=矢口尊子>

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