株式会社シグマライズの斎藤です。
私は日本電産の永守さんが好きなのですが、過去、永守さんの発言ですごく好きな発言があります。
それは、
「当社にとって何より重要な柱は、社員が高い士気を持って仕事に取り組むことである。「1人の天才より100人の凡才」と私は常々話している。私の会社は、こういう会社~」
これは数年前の日経ビジネスの「賢人の警鐘」内で、日本電産の永守さんが言われていた言葉です。
少数の能力のある社員が活躍できる会社ではなく、多数の士気の高い凡才が活躍できる会社こそ成果が出せる会社だと永守さんは定義しているように思います。また、採用においても一流大学、ブランド大学中心ではなく、頑張れば仕事は面白くなることが、わずかでもわかっている学生を集めることを大事にしていると言っています。
もちろん仕事における能力の高さ、低さは個々人で違い、仕事の成果にも関係していきます。
ただし、仕事の成果にそれ以上に関係するのは、「士気の高さ」、「やる気」です。
個人の能力がいかに高くても、周りの人間の能力を瞬時に高めることはできませんが、「やる気」のある人間は、他人の「やる気」を瞬時に高めることがあります。
特に組織の中でチームで仕事をする場合には、一個人の能力の高さよりもチーム全体の「やる気」の高さの方が仕事の成果に与える影響は大きいはずです。
あなたの「やる気」はあなた自身のためになるだけでなく、周りの人にも影響を与えます。
周りを「やる気」にさせられる人は、そもそも自分自身に「やる気」がある人のはずです。
短期的に能力は上げられなかったとしても、「やる気」は個人の気持ちしだい、自分の「やる気」がチームに与える価値を考えましょう。
能力は長期で考えて、やる気は短期で考える。
自分の力を組織の中で発揮するために必要なことだと思います。
〈文=株式会社シグマライズ 代表取締役社長 社会保険労務士 斎藤 清二(@sigmarize)〉
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