ビジネス

人の役に立ちたいという仕事観について

就活生と話しをすると「誰かの役に立つ仕事がしたい」と言う就活生が多くいます。

とても素晴らしい考え方だと思います。それに対して、「どのぐらいの規模の人に、どの程度役に立ちたいと考えているのですか?」と聞くと、「そこまでは考えていませんでした。ただ、誰かの役に立ちたいと思っています。」と回答される方が多いです。

誰かの役に立つことはある意味簡単です。

特定の個人から頼まれたことを、頼まれた通りに行えば、その特定の個人の役には立てる。感謝もされるでしょう。仕事を始めれば、上司から仕事が与えられて、それをこなしていれば、上司の役にも立て、それを通して会社の役にも立て、それを通して社会の役に立っていると言えるでしょう。

生きていれば何かしら誰かの役には立っていて、誰かの役に立ちたいという目標は、容易に達成可能な物になってしまいます。

「誰かの役に立ちたい」という目標をより分割して、具体的にして、難易度を上げた方が良く生きれるのは無いかと思います。

同時に具体的に話ができた方が、就活において採用されやすくなると思います。

どのように人への役立ちをするかは、その質と量の面で判断されることになります。質での役立ちを目指すのであれば、他人との差別化をしなければならないので、専門性への志向が強まりますし、量での役立ちを目指すのであれば、組織を作って多くの人に役に立つ方法を考える必要がでてきます。組織を作るには人間力が求められます。

「誰かの役に立ちたい」は良い考えには違いないですが、スタート地点です。その次に、具体的に役立ちの質×量に関しての問いかけがあります。

「どのぐらいの規模の人に、どの程度役に立ちたいか。」その設定が高いほど、人としての器の大きな人になります。人生において高い目標を設定して、生きた方がより良い生き方ができるのでは無いでしょうか。

〈文=株式会社シグマライズ 代表取締役社長 社会保険労務士 斎藤 清二(@sigmarize)〉

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