就職活動・インターン

就活でインターンシップの参加は必要?目的や参加する際のポイントを解説

本来、インターンシップは企業などの場で行う学生に対するキャリア教育活動です。しかし、近年は採用選考を目的としてインターンシップを実施する企業が増えています。就活生にとっては、インターンシップに参加した方が良いのか気になるのではないでしょうか。この記事では。インターンシップに参加する目的や参加する際のポイントについて解説します。

目次

  1. インターンシップとは?
  2. インターンシップに参加する目的
  3. インターンシップに参加する際の注意点
  4. まとめ

1.インターンシップとは

「インターンシップ」は、学生が一定期間企業で働いて仕事を体験する「就業体験」のことです。インターンシップには実施される期間や体験する内容によって、いくつかの種類に分けられます。

①実施期間

インターンシップは、実施される期間によって、さまざまな種類に分けられますが、明確に期間が決まっているわけではありません。「1DAYインターンシップ」「短期インターンシップ」「長期インターンシップ」などに分けられることが多いようです。

1DAYインターンシップは、1日または半日で実施されるインターンシップです。実際に仕事を体験するというよりは、学生に業界や企業に興味を持ってもらったりや、会社や業務内容について知ってもらうための内容になっているケースがほとんどです。

短期インターンシップは、数日から1週間程度のインターンシップです。企業説明など座学からグループワーク、実際の業務の一部を体験できるケースが多く、入社後にどのような業務を行うのかや職場や社員の雰囲気などを知ることができます。

長期インターンシップは、数週間以上の期間で実施され、社員と同様に企業で働いて就業体験をします。長期インターンシップでは、短期間では身につけられないような、実際の仕事のスキルを身につけることができます。

②プログラムの内容

インターンシップのプログラムの内容には、大きく分けて次の4つがあります。

・セミナー型:1DAYや短期インターンシップで実施されることが多いプログラムで、業界や企業についてや業務内容などについての説明が主に行われます。

・業務体験型:オフィスや工場の見学に加えて、実際の業務の一部を体験できるプログラムです。長期インターンシップの場合には、業務範囲に制限はありますが、より実践的なスキルを獲得できます。

・グループワーク型:実際の業務に関連する課題が与えられ、その解決策についてグループディスカッションで議論したり、話し合った結果についてプレゼンテーションを行うプログラムです。

2.インターンシップに参加する目的

インターンシップへの参加を企業に申し込む際には、必ず参加する目的を質問されます。就活生からの人気が高い企業のインターンシップは、競争率が高く選考が行われます。そのため参加する目的を明確に答えられなければ、希望する企業のインターンシップに参加することは難しいと考えましょう。

また、目的を持ってインターンシップに参加するのと、目的を持たずにただ参加するだけとでは、得られるものが大きく違ってきます。せっかく参加するのであれば目的を持って、最大の成果が得られるようにしましょう。インターンシップ参加の目的の例としては次のようなものがあります。

・企業や業界のことを良く知りたい

就活生が、インターンシップに参加する目的として一番多いのが、企業や業界について理解を深めることです。実際に1DAYや短期インターンシップのプログラムは、企業や業界についての説明をセミナー形式で聞くものが多くなっています。

・職種や業務内容について知りたい

募集の職種が実際にどのような業務を行うのか、説明を聞いただけではイメージが難しいケースも多くあります。入社後にどのような仕事を行うのか知りたい場合には、業務体験型のインターンシップに参加しましょう。

・職場や社員の雰囲気を知りたい

入社後のミスマッチを防ぐためにも、応募企業の職場や社員の雰囲気を知っておくことは大切です。職場の雰囲気を知るには、社員が実際に働いている様子を見ることができる「職場見学」が、プログラム内容にあるインターンシップに参加しましょう。また社員の雰囲気を知るには、社員との座談会や社員に質問できる時間が設けられているインターンシップを選ぶと良いでしょう。

・ビジネスに必要なスキルを知りたい

ビジネスに必要なスキルについて知りたいなら、業務体験型のインターンシップに参加しましょう。特に長期インターンシップでは、社員と同様

3.インターンシップに参加する際の注意点

企業にとってインターンシップは、就業体験を通じて自社や業界、職種についての理解を深めてもらうことが一番の目的です。しかし、インターンシップの間には、参加した学生がどのような特徴を持っているかや、自社が求める人物像に合っているかの判断も行っています。

そのため、インターンシップに参加する際には、常に選考されている意識を持つことが大切です。参加の申し込みから当日、そして参加後も、言葉使いや服装などビジネスマナーに沿った応対ができるように準備しておきましょう。また、前の章でも書きましたが参加する際には目的を明確にすることが大切です。

4.まとめ

この記事では、インターンシップの期間やプログラム、参加の目的、参加する際に注意する点について解説いたしました。インターンシップに参加するする際には、目的を明確に持つことと、ビジネスマナーに沿った行動を意識することが大切です。最近では、オンラインでインターンシップを実施するケースも増えてきていますので、オンラインでのマナーについてもチェックしておきましょう。

<文=田口 忠臣>

当ライターの前の記事はこちら:【自己分析】とは?就活で自己分析が必要な理由と効果的な進め方

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