就職活動・インターン

就職活動の基本!企業研究の進め方のポイント

就職活動で応募企業を選ぶ際には、まず企業について詳しく知る必要があります。そのために重要なのが企業研究です。企業研究は、選考試験で重視される志望動機や自己PRの内容を考える際にも役立ちます。この記事では企業研究の目的や企業研究の進め方のポイントについて解説します。

目次

  1. 就職活動で重要な企業研究
  2. 企業研究の進め方
  3. 企業研究でチェックすべきポイントは?
  4. まとめ

1.就職活動で重要な企業研究

①企業研究とは

企業研究とは、興味や関心がある企業について、企業規模や事業内容、職種などさまざまな情報を収集して、企業の特徴を理解することです。応募する企業を決めるための就職活動の最初のステップとなります。

②企業研究の目的

企業研究の目的は、主に「自分にあった企業を見つけるため」「志望動機を具体化するため」の2つです。

・自分に合った企業を見つけるため

企業研究の最も重要な目的は、自分に合った企業を見つけて、入社後のミスマッチをなくすことです。ミスマッチは早期離職につながります。厚生労働省が公表している「新規学卒者の離職状況」によると、大卒新規採用者の1/3が入社3年以内に退職しています。その理由で多いのは「自分の希望する仕事とのミスマッチ」や「待遇や福利厚生に対する不満」など、企業研究をしっかりと行っていれば防ぐことができたのではないでしょうか。

・志望動機を具体化するため

応募書類の記入欄や面接試験の質問で、最も重視されるのが「志望動機」です。企業の人事担当者が知りたいのは「他にたくさん企業がある中で、なぜ当社に入社したいのか」や「入社してから何をやりたいのか」です。その質問に答えるためには、企業研究を行って、企業の特徴や他社との違いについて詳しく理解することが必要です。

・企業が求める人物像を把握するため

選考試験を通過し内定を勝ち取るには、入社意欲や熱意を伝えるとともに、入社後に会社に貢献できることをアピールしなければなりません。自己PRで、いくら自分の長所や強みをアピールしても、企業が求めているものでなければ採用したいと思ってはもらえないでしょう。企業に必要な人材だと思ってもらうためには、企業が求める人物像を把握する必要があります。

2.企業研究の進め方

企業研究の情報は、どのように収集したらいいのでしょうか。主な方法を紹介します。

①企業のホームページ

多くの企業のホームページには、代表者のメッセージや企業理念、事業内容など、企業研究に必要な情報が記載されています。特に採用のページがある場合には、福利厚生や入社後の教育、求める人物像についてなどについても詳しく掲載されています。

②会社説明会や合同企業説明会

企業が採用を目的として行う説明会には、自社単独で開催する「会社説明会」と、就職情報会社などが主催し、複数の企業が参加する「合同企業説明会」があります。どちらも、企業の採用担当者や先輩社員から、直接話を聞くことができます。また質問できる機会もあるので、参加する前に詳しく知りたい点についてまとめておくようにしましょう。

③知人や先輩に聞く

志望する企業に大学の先輩や知人が在籍している場合には、直接話を聞いてみましょう。実際に、働いている人の話を聞くことで、入社後の働き方やキャリアなどについて具体的なイメージをしやすくなります。また、先輩や知人を訪問することで、企業の雰囲気を知ることができます。

他にも、プレスリリースやIR情報、新聞や業界紙なども活用して情報を収集しましょう。

3.企業研究でチェックすべきポイントは?

この章では、企業研究でチェックする内容やポイントを紹介します。

①企業研究でチェックする内容

企業研究でチェックする内容は、以下のようなものになります。これ以外でも、自分が気になる点や志望にあたって重視する点があれば調べましょう。

  • 企業情報
  • 事業内容
  • 業績
  • 福利厚生や休暇制度、教育制度
  • 勤務条件
  • 社風
  • 採用情報

②企業研究のポイント

・自分が重視することを明確にする

前述の通り、企業研究の目的は「自分に合った企業を見つける」ためです。自分に合った企業を選ぶためには、自分が希望する条件を定めていなければなりません。しかし、100%自分の希望に合う企業を見つけることは難しいでしょう。広い視野で応募先企業を選ぶためにも、希望の条件に優先順位をつけておきましょう。

・企業研究で分かったことを志望動機につなげる

これも前述しましたが、企業の人事担当者が知りたいのは「他にたくさん企業がある中で、なぜ当社に入社したいのか」や「入社してから何をやりたいのか」です。企業研究では、特に同業他社との比較を徹底的に行いましょう。そして、応募企業を選んだ理由を志望動機につなげましょう。また、社員の採用や育成には、膨大なコストや時間がかかるため、企業は長く勤めてくれる人を求めています。長く勤めるためには、自分が入社後にやりたいことと企業でできることが一致していることが重要です。自身のキャリアビジョンを立てて志望動機に加えましょう。

4.まとめ

この記事では、企業研究の進める方やポイントについて紹介しました。企業研究は、入社後のミスマッチを無くし早期離職を防ぐことができます。また、志望動機や自己PRの内容を考える際にも役立ちます。自分にピッタリの企業を見つけて、内定を獲得するためにも企業研究をしっかりと行いましょう。

<文=田口 忠臣>

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