就職活動・インターン

東京キャリアフォーラム2025 ― 14ステップで内定を掴む!

目次

  1. 東京キャリアフォーラムとは?
  2. 開催概要と会場攻略
  3. 参加企業の傾向と注目ポイント
  4. 他フォーラムとの違いを武器にする
  5. 事前準備①:CFNプロフィール&バイリンガルレジュメ
  6. 事前準備②:企業リストのスクリーニング術
  7. オンライン事前面談・スカウトを活用
  8. 当日の動線最適化とタイムマネジメント
  9. 面接&ネットワーキング必勝コミュニケーション
  10. フォローアップ48時間プラン
  11. よくある失敗例とリカバリー
  12. 補足:オンラインLIVEとの連動
  13. 服装と身だしなみ
  14. まとめ:TCFをキャリア加速の起点に

1.東京キャリアフォーラムとは?

東京キャリアフォーラム(以下 TCF)は、CFN(Career Forum Network)が主催する国内最大規模の日英バイリンガル向け就職イベントです。東京ビッグサイトで年1回初夏に開催され、2日間で約1万5千人が来場します。面接から内定までを最短1日で完結させる“即決型”選考と、オンライン事前面談を併用するハイブリッド設計が特徴で、首都圏在住者はもちろん、帰国生や地方学生が一度に複数社と対面できる“国内版ボスキャリ”とも呼ばれています。

2.開催概要と会場攻略

2025年は6月28日(土)・29日(日)の2日間、東京ビッグサイト東7-8ホールで実施されました。東棟は縦長の1フロア構造で移動距離が読みにくいのが落とし穴。公式ホールマップPDFを印刷し、午前・午後で回るブロックを色分けしておくとロスを最小化できます。また、ゆりかもめ国際展示場正門駅よりも、りんかい線国際展示場駅を使うと雨天時に濡れずに会場入りできるためおすすめです。

3. 参加企業の傾向と注目ポイント

2025年は金融・コンサル・ITを中心に191社が出展。海外駐在前提の総合職が多い一方、首都圏勤務限定のスタートアップも増えています。“英語必須”タグ以外に「多言語歓迎」や「専門スキル歓迎」で検索すると、メーカーやゲーム会社など競争率の低い穴場求人に出会いやすくなります。

4.他フォーラムとの違いを武器にする

ボストンCF(11月)は長期インターン経験を重視し、大阪CFは関西志向や理系採用が目立ちます。TCFは「直近入社枠と来年度入社枠」を同時募集する企業が多く、学年を問わず選考が並走する点が最大の違い。学部3年生はインターン枠、4年生は夏以降採用枠と目的を明確にしてブースを回りましょう。

5.事前準備①:CFNプロフィール&バイリンガルレジュメ

CFNの検索アルゴリズムは「キーワード×経験年数」を重視します。職務経験がない学生でも、ゼミやハッカソンを Project として英文登録すると閲覧率が2倍に。和文レジュメはA41枚、英文はUS式1ページを基本に、QRコード付きポートフォリオを添えると面談後の印象が強まります。

6.事前準備②:企業リストのスクリーニング術

出展企業を☆3段階で分類する“ABCリスト”を作成しましょう。A=第一志望10社、B=興味あり15社、C=視野拡大枠で業界を散らすとバランス良し。各社の選考フロー(説明会のみ/一次面接まで/最終面接まで)をスプレッドシートに入力し、所要時間と締切を可視化すれば当日の迷いが激減します。

7.オンライン事前面談・スカウトを活用

TCF参加企業の約4割がイベント前にZoom面談を実施。スカウトメールには48時間以内に返信し、面談は15分の“コーヒーチャット形式”を提案すると好印象です。先にフィット感を確認しておけば当日は筆記試験や別企業研究に時間を回せます。

8.当日の動線最適化とタイムマネジメント

開場30分前に到着し受付列が伸びる前に入場するのが鉄則。午前は人気企業ブースを優先し、昼食は11時台に取るとフードコートの混雑を回避できます。面接後にブース番号と担当者名をスマホ撮影し、Evernoteにメモを残すとフォローアップがスムーズ。

9.面接&ネットワーキング必勝コミュニケーション

日本語面接では「Why us?」を120秒、英語面接では “Tell me about yourself.” を30秒でまとめる練習を。待機列で隣の学生に声をかけ情報交換すると、次の面接の質問傾向が掴めることも。夕方の懇親レセプションでは名刺交換→LinkedIn即申請→当夜中にお礼メッセージの流れで記憶に残りやすくなります。

10.フォローアップ48時間プラン

面談当夜にThank-youメール、翌日に成果物PDFを追加送付する“二段階フォロー”が効果的。企業側が週明けに面接メモを共有する前にアピール材料を届けることで、印象が新鮮なまま決裁者に伝わります。

11.よくある失敗例とリカバリー

•ブース待ち時間を見誤って他社面接に遅刻 → すぐ受付でリスケ相談。

•写真付き履歴書のみ用意 → 写真不要の企業もあるためPDFをクラウド保存し即送付可能に。

•英語面接で沈黙 → “Could I take a moment to think?” と宣言し要点から回答すれば挽回可。

12.補足:オンラインLIVEとの連動

近年は同時開催の「オンラインキャリアフォーラムLIVE」と求人が連動。地方在住者はLIVEで一次面接を済ませ、東京会場で最終面接のみ受ける“分割参加”が増えています。旅費を抑えつつ企業側の意思決定スピードを高められる新しい活用法です。

13.服装と身だしなみ

案内では「ビジネスカジュアル可」ですが、金融・総合商社はダークスーツが無難。会場移動が長いためジャケットは手持ちにし、到着直前に着用するとシワと発汗を防げます。

14.まとめ:TCFをキャリア加速の起点に

TCFは国内でグローバル企業と出会える希少な舞台です。CFN機能を駆使した事前準備、当日の動線設計、48時間以内のフォローアップという三段階を徹底すれば、短時間の面談でも内定に直結します。“英語+α”を武器に挑戦し、TCFを次のキャリアを切り拓くスタートラインにしましょう。

<文=末田椋資>

当ライターの前の記事はこちら:大阪キャリアフォーラムの攻略法

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