目次
- ウルプネカとは
- ウルプネカ参加企業(抜粋)
- ウルプネカの特色
1. ウルプネカとは
ウルプネカは、TKF Project(TKF Global)が主催する海外大学の日本人学生・現地学生向けの大規模就活イベントです。2024年11月のボストン開催を経て、2025年8月7日(木)・8日(金)に東京で対面開催され、企業説明と選考(面接/面談)を同日程で行う「内定直結」型の設計が特徴です。会場はベルサール渋谷ガーデン、時間は両日とも10:00〜18:00に開催されました。学生参加費は無料です。(TKF Global; 海外大学生の就活支援, プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)
TKFはウルプネカを海外大生が夏休み中に就活を完結できるスケジュールとして位置づけています。2025年の東京開催は、授業や試験で忙しい留学生が帰国期間に活動を終えやすいよう設計されており、「海外大生の新しい就活」を掲げています。(TKF Global; 海外大学生の就活支援)
名称「ウルプネカ」はアイヌ語で「みんなが互いに成長する」の意と説明されています。もともと、海外で挑戦する優秀な日本人学生と日本のトップ企業の接点をつくり、グローバル人材が日本企業で働くという選択肢を広げることを狙いに始まった取り組みです。(プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)
対象は正規留学生を中心に、ダブルディグリーや現地学生も参加可能。TKFは「TKF School/TKF Global」という支援サービスを通じて、協賛企業の協賛金により学生は無料で利用できると案内しています。(TKF Global; 海外大学生の就活支援, プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)
2.ウルプネカ参加企業(抜粋)
公式ページでは参加予定企業の一部が公表されています。総合商社、金融、コンサル、メーカー、デベロッパー、官公庁/独立行政法人、外資企業まで幅広い顔ぶれです。以下、サイトに掲出の一部抜粋(50音・アルファベット混在、重複略・敬称略)。
- A.T.カーニー、PwC Japan、KPMGコンサルティング(コンサル)
- 三菱商事、住友商事、丸紅、三井物産(総合商社)
- 三菱UFJ銀行、三井住友銀行、日本政策投資銀行(金融)
- トヨタ自動車、豊田通商、パナソニックグループ、ソニー、富士フイルム、日本製鉄(メーカー)
- 三菱地所、三井不動産、森ビル、東京建物、野村不動産、日鉄興和不動産(不動産/デベロッパー)
- 電通、東京海上日動、レバレジーズ、ZEALS、GA technologies、レアゾン・ホールディングス、プログリット、新日本科学PPD 等(多様な業種)
- Blackstone、Bloomberg、Citibank など外資系
- 経済産業省、国際協力銀行(JBIC)、国際協力機構(JICA) など公的機関
(※公表は「一部抜粋」で、今後の追加・変更の可能性あり) (TKF Global; 海外大学生の就活支援, プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)
なお、2024年ボストンでウルプネカが開催された時も大手・外資を含む多様な企業が集結しており、企業説明や面接/面談が当日進行されたことが案内や参加者記録からうかがえます。東京開催もこの流れを拡張しました。(TKF Global; 海外大学生の就活支援, プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)
3.ウルプネカの特色
① 「当日内定」や「当日インターン獲得」の可能性
ウルプネカは企業説明と選考(面接/面談)を同日に行う点が最大の特徴で、その場で内定が出る可能性やインターン獲得の可能性が明示されています。従来の説明会→後日面接という段階的フローを圧縮し、短期集中で成果につなげやすい運営設計です。(TKF Global; 海外大学生の就活支援)
② 海外大生に最適化した「夏休み完結」スケジュール
8月の対面開催(東京)という時期設定により、海外在学中でも帰国期間に活動を完結しやすい。授業・試験で忙しい留学生に合わせた**「新しい海外大生就活」**として、スケジュール設計自体が支援の一部になっています。(TKF Global; 海外大学生の就活支援)
③ 参加対象の明確化(正規留学生中心/現地学生も可)
対象を明確に限定することで、企業側も海外大生特化での一次選考設計や面談体制を取りやすい。参加学生の学位背景・言語環境・志向性が近いため、会場内での情報交換や同質コミュニティ形成も進みやすい点が実務上のメリットです。(TKF Global; 海外大学生の就活支援)
④ 「walk-in」導線や面談機会の多層化
イベント概要にはwalk-inの文字があり、ブース訪問からの面談・選考の機会などその場の出会いを活かす設計が見て取れます。事前エントリーでのマッチングに加え、当日の偶発的接点も活かし得る点は、就活の発見可能性を高める仕掛けです。(TKF Global; 海外大学生の就活支援)
⑤ 支援制度(特待生制度)による実費負担の軽減
東京開催に合わせ、帰国費用や東京宿泊費を支援する特待生制度が告知されています(詳細は別ページ参照)。参加条件としては全日程参加や一定数の選考参加などが挙げられています。経済的・時間的制約を乗り越えるための仕組みが整備されている点は、留学生にとって大きな後押しです。(TKF Global; 海外大学生の就活支援)
⑥ 公式コミュニケーションを通じた実践サポート
TKFは、イベント前後の情報発信や面接練習ブースなどの施策をSNS等で案内しています。直前のブラッシュアップ機会が用意されることで、当日のパフォーマンス最大化を狙える運営になっています(実施内容は回によって変動する可能性があります)。(Instagram)
<文=末田椋資>
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