目次
- 고연전(こよんじょん)韓国の早慶戦
- SKYピクニック
- 国連開発計画Korea 事務所訪問
1.고연전(こよんじょん)韓国の早慶戦
高麗大学は、9月に고연전(こよんじょん)というスポーツのイベントが行われ、野球、アイスホッケー、サッカー、バスケットボール、ラグビーの5つの競技でライバル校の延世大学と競い、勝利数を競います。高麗大学(Korea University)とライバル校の延世大学(Yonsei University)と頭文字を取って、 고연전(こよんじょん)と呼ばれます。韓国の早慶戦みたいなイメージです。ちなみに高麗大学は早稲田大学と留学の協定を結び、延世大学は慶應大学と留学の協定を結んでいます。
고연전の野球の試合を見にいきました。金曜日の昼から行われたのですが、平日の昼にも関わらず多くの学生が参加していました。この日の出欠を取らない教授も中にいるとか。
野球の試合に関しては、高麗大学生なら無料で球場に入ることができますが、内野席は学部生優先です。アイスホッケーなど人気の高いゲームはチケットが必要で倍率がとても高く、入れませんでした。
高麗大学はアイススケートのキムヨナ選手や、日本のプロ野球で活躍した元中日の宣銅烈がいます。延世大学は今年10月にアジアで初めてノーベル文学賞を受賞したハン・カンやJ.Y. Parkが著名な有名人として知られています。
相手の攻撃中も応援合戦はやまず、日本の最終回のテンションが1回から9回まで続いていていました。得点の場面では高麗大学の校歌を歌いながらヘッドハンディングをしていました。
2.SKYピクニック
SKYピクニックに参加してきました。SKYとは韓国の有名大学であるソウル国立大学と高麗大学、延世大学の頭文字をとった呼称です。ピクニックでは、ソウル国立大学の学生と高麗大学の学生とゲームを行うなどして交流を深めました。ソウル国立大学は東京大学と留学の提携を結んでおり、東京大学から留学にきていると言う学生にも会うことができました。また、SKYの学生はそれぞれの大学の講義を履修することが可能で、それぞれの自身の興味関心にあった講義を取ることができ、たまに高麗大学でも延世、ソウル大の学生と会う機会があります。このピクニックを通じて感じたのは、立命館大学アジア太平洋大学の知名度の高さです。立命館出身の学生に4人も会い日本にいながら英語で授業が履修でき、グローバルといったところで人気だそうです。
3.国連開発計画Korea 事務所訪問
高麗大学内にある国連開発計画United Nation Development Plan(UNDP)のKorea事務所を訪問してきました。国連開発計画とは、国連の開発ネットワークを先導する機関で、世界の170カ国以上の国々で活動を進め、開発途上の国々がその開発目標を達成できるように支援をしています。その任務は、これらの国々と協働して貧困を削減し、民主的統治を促進し、危機を防止するとともに、危機からの復興を支援し、環境を保護し、気候変動と戦うとしています。UNDPのネットワークは、開発途上国が「持続可能な開発目標」の達成に必要な資源や知識にアクセスできるようにとされています。
質疑応答で、Anne directorに、UNDPで働くにはどのようなスキルが求められるか、そして働いている中で一番の課題は何かお伺いしました。
UNDPで働く上で個人的に大切なことは、柔軟性だとお話しされました。国連では色々なところに配属されることがあり、それを好き好みせず、受け入れる柔軟性があると国連で仕事を得ることができるとおっしゃられました。またこれは、配属先のことだけでなく、急激な変化に対応できるような人間が求められるとおっしゃられました。次に、言語が大事だと話されました。英語が流暢に話せるのはもちろんのこと、国連公用語であるフランス語や中国語、英語、ロシア語、スペイン語、アラビア語が話せると選択肢が増えるとおっしゃっていました。
働いている中で1番の課題は国同士の対立だと話されており、イスラエルとガザ紛争を例に挙げ、やるべきこと、行動することはたくさんあるのに有効な手立てと言う難しさを感じていると話されました。最後に、私たちは連帯する必要があると言っていたのが印象的でした。 また、UNDP Koreaで働くインターン生にも話を聞くことができました。UNDP Koreaではまず韓国語を話せることが必要だと言うことと、筆記試験に通過することが必要と言われていました。筆記試験の内容は守秘義務のため詳しく話せないとのことでしたが、UNの役割や開発についての基礎知識が求められると話されていました。また、人によって与えられる試験の内容が違うとのことでした。民間のICTのスタートアップからUNDPで働かれているインターン生は、、民間では官僚的な書類作業が多く、悲観的な印象を持ったためUNDPでスタートアップの支援を行いたいと考えたそうです。
高麗大学に入学すれば、スポーツ大会を楽しむだけでなく、他大学の交流する機会に加え、国連のオフィスが大学にあるため、国連で働くスタッフの方に話を伺う機会がありますので興味のある方はぜひ出願を。
<文=末田椋資>
当ライターの前の記事はこちら:高麗大学Brain Korea 21志望動機の書き方
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