目次
- Niksen(ニクセン)とは
- 忙しい現代に必要な”何もしない時間”
- ニクセンの実践方法
- ニクセンの効果と注意点
- まとめ
1.Niksen(ニクセン)とは?
「Niksen(ニクセン)」とは、オランダ語の動詞で、「何もしない」を意味します。
数年前、オランダでは「燃え尽き症候群(バーンアウト)」が社会問題となりました。その対策の1つとして広まったのが、ニクセンです。意識的に“何もしない時間”を取り入れ、心と身体のリフレッシュを図る取り組みが世界的に注目されました。
その効果もあり、今ではオランダは世界幸福度ランキングで常に上位に位置する国となっています。
2. 忙しい現代に必要な“何もしない時間”
忙しい現代社会では、気が休まらず疲れがとれないと感じている方も多いでしょう。
通勤電車で周りを見渡すと、多くの人がスマホを手にしています。ニュース、SNS、メール…便利な反面、脳は常に刺激を受け続けています。結果として「休んでいるつもりなのに疲れが取れない」という状態に陥りやすいのです。
だからこそ、意識的に“何もしない時間”を作ることが大切です。
3.ニクセンの実践方法
ニクセンのやり方はシンプルで、いつでもどこでもできます。電車に乗り窓の外を眺めたり、芝生に寝転んで空を見上げる――これだけで立派なニクセンです。特別な道具や場所は必要ありません。
オランダでは、芝生に寝そべって日光浴、あるいは森林浴をしてニクセンをすることが多いようです。
ニクセンは、マインドフルネスと似ていますが、アプローチの方法が全く異なります。
- ニクセン:あえて何も目的を持たず、ただ「何もしない時間」を過ごす
- マインドフルネス:今この瞬間に意識を向け、呼吸や感覚に集中する
4.ニクセンの効果と注意点
ニクセンは怠けることではありません。むしろ、何もしない時間を取り入れることで 集中力を高め、仕事の生産性が向上する効果が期待できます。日常生活のストレスで身体の不調を感じている人には、特におすすめです。身体が緊張状態(過緊張)にあるときでも、ほんの数分間ニクセンを行うだけで、心身をリフレッシュすることができます。
そんなニクセンにも、注意点があります。
注意点
- スマホは触らないこと
スマホを見ていると、脳が休まりません。 - 罪悪感を持たないこと
「何もしない時間」を意図的に作ることは、効率的に働くために必要な休養です。
5.まとめ
忙しい社会を生きる私たちにとって、「何もしない時間」は、日々のパフォーマンスを高めるために欠かせない習慣です。
「ニクセン」を取り入れることで、集中力が回復し、翌日の仕事にも前向きに取り組めるようになります。
ぜひ、今日から試してみてください。
<文=森 寛衆>
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