以前投稿した「会社員がパーソナルトレーナーの副業を始めるまでの道のり」の続編です。前回は、パーソナルトレーナーを目指したきっかけや、NSCA-CPTの取得、副業として活動を始めるまでの過程を解説しました。
今回は、1年間実際に副業としてパーソナルトレーナーを続けてみてわかったことを紹介します。
具体的には、
- 1年間でどのくらい活動したのか
- 会社員との両立は可能なのか
- 副業としてパーソナルトレーナーをするメリット・デメリット
について、実体験をもとに解説していきます。
1. パーソナルトレーナーの副業を1年間続けた結果
私は2023年にNSCA-CPTを取得し、2025年からパーソナルトレーナーとしての活動を始めました。会社員として平日は本業に取り組みながら、土曜日を利用してパーソナルトレーナーとして活動しています。
1年間のセッション数を正確に記録していたわけではありませんが、これまでに担当したセッションは約110本、約20人のお客様を担当しました。
趣味のトレーニングを仕事にして収入を得られたことに、大きな価値と学びがありました。
2. 会社員の仕事との両立は可能か
結論から言えば、これは本業の忙しさによります。
パーソナルトレーナーの副業は、セッション中の時間だけで完結しません。移動時間やトレーニング・コンディショニングについて勉強する時間なども必要になります。本業で週40時間を超えるような働き方をしている場合、そこに副業を加えると体力的にきついこともあります。
副業を始める前は「休日に数時間働けばいい」と気楽に考えていましたが、体力的にきついと感じることが何度かありました。
3. 副業としてパーソナルトレーナーをするメリット
① スキルを副収入につなげられる
会社からもらう給料とは別に、自分自身のスキルを使って収入を得られることには意味があると感じました。また、本業で生活が成り立っているため、無理に営業をする必要がなく、その点ではお客さんにとっても自分にとっても、双方にメリットがあったと感じています。
② 自分自身の競技力向上につながる
個人的には、これが副業としてパーソナルトレーナーを続ける最大のメリットだと感じています。
私はパワーリフティング競技に挑戦しており、大会にも出場しています。
トレーナーとしてお客様を指導するためには、トレーニングのフォームやプログラム、身体の動きについて理解する必要があります。身体の使い方をみて、苦手な動きの特徴を把握し、その改善の方法を自分なりに考えるため、自然と体への理解が深まります。
そのため、
「人に教えるために勉強する」
→「自分のトレーニングについても理解が深まる」
→「自分自身の競技力向上にもつながる」
といういい循環が生まれました。
単にお金を稼ぐための副業ではなく、自分自身の競技者としての能力を高める副業になっています。
③ 本業とは全く異なる分野のため、気分転換になる
パーソナルトレーナーの仕事では、「身体」という非常に抽象的なものを扱います。同じトレーニングをしても、人によって身体の動き方や感じ方は異なります。
そのため、「この種目はこうやれば正解」という単純なものではありません。
「この種目がいいか悪いか」「効くか効かないか」についても、実際にお客様を指導してみると、書籍や資格で得た知識だけでは説明できないことがたくさんあります。
こうした経験は、会社員としてデスクワークをしているだけでは得られなかったものであり、本業とは全く異なる分野だからこそ、良い気分転換にもなっています。
4. 副業としてパーソナルトレーナーをするデメリット
副業を始めると、その分だけ自由に使える時間は減ります。パワーリフティング競技は週3回から4回、1回あたり2時間程度の練習が必要です。「時間がない」と感じることが多くありました。
また、パーソナルトレーナーとして活動する以上、知識をアップデートするための勉強も必要です。「自分は筋トレが好きだから教えられます」だけでは不十分で、学び続け、目の前のお客様に合わせて指導する必要があります。
さらに、副業でやっている以上、指導できる本数にも限りがあります。本業トレーナーと比べると、経験を積む機会が少なく、指導の質を高めていくスピードは遅くなります。
5. これから副業でパーソナルトレーナーを始めたい方へ
これからパーソナルトレーナーを始めたいのであれば、まずは活動できる場所を探して1人目、1本目のセッションを経験することが大切です。私は、1年間で約20人・110本のセッションを経験しました。副業であっても経験できることも多く、知識や指導力を身につけるきっかけになりました。
副業なら、本業の収入を維持しながら、自分に合った仕事なのかを実際に試すことができます。
パーソナルトレーナーを副業として始めたい人の参考になれば幸いです。
<文責=森 寛衆>
当ライターの前の記事はこちら:Claude Certified Associate Foundationとは?試験内容・難易度・学習方法を徹底解説
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