株式会社シグマライズ、社長の斎藤です。
今回は、就職活動の選考で行われるグループディスカッション(以下、GD)の暗黙のルールについて紹介します。
GDでは、与えられたお題を5~10名程度の参加者で議論をした上で、結論を出し、発表することになります。
企業側の担当者は、GDへの参加者のそれぞれのGDへの取り組み方を見て評価を行います。
新卒採用の本選考ですと、1次面接後の選考にGDが用いられることが多く、また規模が大きい会社ではGDを選考に取り入れている会社が多くなっています。
今年の夏のインターンの選考では、少数の会社は1次面接の前に簡単なGDを行っている会社もありました。
GDの時間ですが、本選考で行う場合には30分~1時間、インターン選考で行う場合には20分~30分ぐらいが一般的だと思います。
GDのお題については、様々ですが、以下のようなお題が一般的です。
- 新商品や新サービスの企画立案
- フェルミ推定(日本には、郵便ポストがいくつあるか?など)
- 社会の変化の影響を考察するもの(ビジネスにおけるコロナの影響は?など)
- その他の広いお題(社会人に一番必要な能力を3つ挙げろ など)
GDの時間やお題については、選考を受ける会社などによって変わりますが、GDの進め方については、いわゆる参加者が共通認識として持っていることが多い暗黙のルールがあります。
1.最初に役割を決める
議論をスムーズに進めるために、以下の役割を決める必要があります。
- 司会(ファシリテーター)
- タイムキーパー
- 書記
- 発表者
2.最初にスケジュールを決める
議論を計画的に進めるために、最低限以下のスケジュールを決める必要があります。
- お題の定義付け(何について議論を進めるか明確にする)
- 意見出し
- まとめ
3.最初に必ずお題の定義付けから行う
何について議論をするのか、参加者で認識を揃えるために、お題の定義付けを最初に行う必要があります。
上記1.~3.についてはお題や時間に関わらずGDに取り組むのであれば必ず行った方が良い(共通認識(暗黙のルール)として参加者が、必ず行った方が良いと認識していることが多い)取り組みになります。必ずこの通り行わなければいけないということはありませんが、暗黙のルールとして認知している方が多いので、上記1.~3.の流れでGDを進めた方が結局スムーズにGDが進むケースが多いです。
実際には議論の内容の方が会社からの評価の面では重要になりますが、議論の内容で良いパフォーマンスを出せるように形式的な部分については、そういうものだと思って暗黙のルールに従って進められると良いではないかと思います。
「最低限知っておきたいGD(グループディスカッション)の暗黙のルール」については、動画でも解説していますので、是非、以下の動画を参考にしてください。
〈文=株式会社シグマライズ 代表取締役社長 社会保険労務士 斎藤 清二(@saitoseiji0124)〉
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- GD練習会など
興味ある方は是非以下の動画を見て下さい。
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