就職活動・インターン

企業の採用方法と企業選びの方法について

就活を効率的に行うためには、まずは、自分が働きたいと思えるような会社を効率良く探す必要があります。

多くの就活生が苦労するのが、働きたいと思える有名企業はすぐに見つけることができるのに対し、働きたいと思える有名でない企業は見つけることが難しい点です。

今回は、タイトルにもあるように「企業の採用方法」を知ることで「企業選び」を行う際の一つの参考にする方法について解説いたします。

目次

  • 1.企業の採用方法
  • 2.企業の採用方法と就活難易度の関係
  • 3.採用難易度を踏まえた企業選びの方法

1.企業の採用方法

学生側から就活を行うという視点ではなく、企業側から採用をするという視点で企業の採用方法を見ると、企業は新卒を採用するにあたっての方法にいくつか選択肢があることになります。

具体的には、以下に挙げた方法を用いて自社の採用情報を学生側に伝えています。

  • ①自社の採用ページ
  • ②マイナビ、リクナビ、ワンキャリアなどへの掲載
  • ③オファーボックス、アイルーツでのスカウト
  • ④就活イベントへの出展
  • ⑤人材紹介会社への依頼
  • ⑥大学のキャリアセンターや大学教授への依頼

企業は、上記の①~⑥のどれか、もしくは①~⑥を組み合わせて大学生に自社の採用情報(会社説明会、インターンや選考の情報)を発信することになります。

裏を返せば、大学生は上記①~⑥の方法で企業の採用情報を獲得することになります。

2.企業の採用方法と採用難易度の関係

企業の採用方法が複数ある中で、複数の採用方法を行っている会社は、採用に苦労している会社と言えます。例えば、②の大手の就活サイトと①の自社の採用ページだけで、採用するのに十分が母集団形成ができる会社であれば、それ以外の採用方法を行う必要が無いと考えられるからです。

特に③のスカウトサイトを利用している会社は、就活サイトに掲載するだけでは十分な母集団形成ができないため、学生に対してスカウトを行っているケースが多くなっています。

同様に、大規模の合同就職説明会などではなく、小規模の就活イベントに出展している会社も同様に、就活サイトに掲載するだけでは十分が母集団形成ができないため、それ以外の取り組みをする必要があるわけです。

それを踏まえると、「企業の採用方法と採用難易度」には関係があることになります。

複数の採用方法を行っていない会社は、母集団形成に苦労していない会社=人気のある会社=採用難易度の高い会社となります。

複数の採用方法を行っている会社は、母集団形成に苦労している会社=人気のない会社=採用難易度の低い会社となります。※あくまでそういう傾向にある。という話しです。

3.採用難易度を踏まえた企業選びの方法

記事冒頭でも書きましたが、多くの就活生が苦労するのが、働きたいと思える有名企業はすぐに見つけることができるのに対し、働きたいと思える有名でない企業は見つけることが難しいことです。

企業の採用方法と採用難易度に関連があるのであれば、採用難易度の高くない会社を探すのであれば、大手の就活サイトだけを使うのではなくて、スカウトサイトや規模の小さい就活イベントに参加するのが有効となります。

就職支援を行う中で、学生が陥るケースとして大手の就活サイトだけを用いて企業探しをすることで、結果的に受ける企業の採用難易度が総じて高く、受ける企業すべて落ちてしまう。というケースがあります。

自身が知らないような会社であっても大手の就活サイトを主な採用方法としている会社は、人気が高く、採用難易度も高い傾向にあるので、そういったケースに陥てしまうことがあるわけです。

就職活動を現在行われている方で、企業探しに苦労しているという方がいたら、企業の採用方法と採用難易度の関係を考慮して企業探しをされると良いのではないでしょうか。是非、参考にしてください。

〈文=株式会社シグマライズ 代表取締役社長 社会保険労務士 斎藤 清二(@sigmarize)〉

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