勉強法

ゼミをうまく活用する方法〜レバレッジをかけよう〜

こんにちは、こんばんわ。e.k.です。

最近大学院進学を考え始めました。今回は、そのことに少し関わる記事です。

テーマは、大学生の多くが入るゼミをどう使えばよいのかです。ゼミに入るのはなんとなく、当たり前だけど、なんでやるのかはわからない。それどう将来につながるのか。または、勉強時間の確保に悩んでいる方におすすめです。

目次

1.自分のゼミについて

2.ゼミが楽しみ

3.レバレッジとは

4.+α 世界に目を向けてみる

5.レバレッジ勉強法のポイント

1.自分のゼミについて

自分は二年の秋学期から、公共政策を扱うゼミに参加して、自分の研究に関する三本のレポート(4000字程度)を既に提出しています。僕の研究分野は、教育です。詳しく言えば、公共政策の中の義務教育です。テーマは現在は二つあります。一つは日本の戦後占領期が日本人の自我発達にどのような影響を与えたのかです。二つ目は、ヨーロッパの個性教育を日本に導入するにはどうすればよいかです。

2.ゼミが楽しみ

僕はゼミがすごく楽しみです。理由は将来キャリアを形成する上で不可欠なインプットとアウトプットの量を、ゼミという機会を用いてレバレッジをかけることができるからです。

3.レバレッジとは

日本語ではてこの力という意味です。てこの原理は、皆さんご存知だと思いますが、本来大きな力が必要なものを、てこを用いることで、より小さな力で動かせるという原理のことです。この言葉は、投資などの分野で使われると、少ない資金で大きな投資効果を回収しようとすることを指します(金融業界では、リスクも大きいことが意味に含まれていることが多いです)。そして、今回の記事ではレバレッジという言葉を使う時は、より小さな、労力で、大きな学習効果を得ることと定義します。例えば、僕は1人で家で勉強するのが受験生時代から苦手です。そういった人がレバレッジをかけて、勉強時間を確保するための一例としては場所を変えるというものがあります。僕はカフェであれば邪魔されるものがないので集中できます。家から毎回テレビなどの邪魔されるものをなくすのは至難の技です。それを、場所を変えるという小さな労力で代用しているのです。

最近では本なども出ています。

ここからは、レバレッジを実際にかけるにはどうしたらいいかを書いていきたいと思います。

・ゼミでレバレッジをかけるとは?

まず、僕の前提から話します。僕は将来日本の教育改革に携わりたいです。だから、そのために教育について学ぶ必要があります。しかし、僕はあまり教育について自分で勉強できていません。理由は二つあります。一つ目は、そもそも日々の様々なやることがあるからです。インターンや授業の課題、遊ぶ時間だって必要です。それにより、教育について学ぶ時間を後回しにしてしまうことが多いです。二つ目は、長期的な計画に基づいていないからです。教育についての本は読むけれど、ある日はオランダの教育について読むけど、ある日は塾についての小説で、そもそもフィクションだったりします。だから、将来教育にどう関わっていけばいいのかはあまり見えてきません。この2つの「不」を改善するためにゼミを利用するのです。

・どのように?

二つとも、ゼミに参加することでレバレッジをかけるという意識があれば解消できると思います。一つ目は、課題とされるレポートを研究したい分野の本を読んで書けばよいです。ここでどうレバレッジがかかっているかというと、提出期限という強制力です。自分でやろうとしている時は、期限が無いので永遠に先延ばししてしまうわけです。二つ目は、研究計画を立てることで解決されます。研究計画とは、最終的にこの研究で何を明らかにすることを決めた後に、そのために何をするのかを示すものです。これがあることで、一貫性のない学び方をしてしまうという課題も解決されるはずです。研究計画は教授の先生によく相談しましょう。また、おすすめはゼミ初期の段階から卒業論文を意識することです。それによって、研究をより深められますし、なにより途中で読む文献の無駄が減ります。

4.+α 世界に目を向けてみる

現在、日本の大学では修士や博士課程に進む人は減っています。なぜなら、企業がアカデミックな学問知識をビジネスの現場においてそれらを活かしきれないため、修士は博士まで行っても待遇が悪いためです。重要なことは、この流れがグローバルな視点で見ると、大きく逆行している点です。科学技術・学術政策研究所によると、欧米各国に比べると日本だけ博士号取得者が減っているのです。私は、この流れはどこかで日本も変わると思います。来たるその時に向けて、アカデミックな学問にゼミで挑戦してみるのもおすすめです。

5.レバレッジ勉強法のポイント

ここまで、自分が将来のために勉強したい分野はあるもののできていないこと。それをゼミという機会を使い、またレバレッジという考えを用いて解決してみようと考えているという話をしました。レバレッジは様々なことに用いれるので、その時のポイントだけ最後にまとめます。

・人間は意志が弱い人間であるということを受け入れる

レバレッジ勉強法は、ここから始まります。自分はできる!と思うと、工夫する余裕が生まれないことが多いです。また、うまくいかないときもショックを受けやすいです。

・どうせやるなら素敵にやりなさい

これは、僕が尊敬する方の言葉です。大学のゼミ、授業について正直面倒だという人も多いと思います。それに対して、学生の本分は〜〜!と言うつもりはありません。しかし、どうせやるならと。将来に活かしたい、好きなことを増やしたい、なんか学びたい。なんでも良いと思います。投資の考えを持ってみると、この大学を今より活かせるかもしれません。

〈文=早稲田大学 政治経済学部政治学科 2年 e.k. (note, Facebook,ライター自己紹介記事)