ビジネス

点から面へ、点から線へ

株式会社シグマライズ、社長の斎藤です。

人は、強みを活かすことによって会社に貢献できるし、自分の人生も豊かにすることができます。

同様に、組織は組織の強みを活かすことによってお客様に貢献できるし、社会に価値を提供できます。

自分の強み(できること)にだけフォーカスすると、できることは少なく、できないことは多く感じられるはずです。自分の強みにだけフォーカスするのではなく、部下や同僚や上司の強みまで視野を広げると、できることは多くなっていきます。

もっと視野を広げると、自社のリソースだけでなく、他の企業(提携先や外注先)と関係することで活かされる可能性がある強みは何か考えることになります。

自分一人の強みは何か?何かできるか?という点の思考から、自分以外の皆の強みは何か?皆で何ができるか?という面の思考に変えていく必要があります。面が広くなるにしたがってそれぞれの強みを活かす構造は複雑になりますが、それぞれが単独で強みを活かしていくよりも大きな価値を作り出すことができます。

自分自身の強みを点として考えるだけでなく、他人や組織に関心を持ち、面としての強みを考えていく必要があります。多くの場合点で強みを発揮するよりも、面で強みを発揮する方が成果を出すことができます。

自分自身の現在の状態を点として捉えるのではなく、自分自身の状態は変化していくことを念頭に置いて自分の強みを線として捉える必要があります。時間経過と共に自己の強みは開発でき、成長できる。という考え方です。同様に自分の周りの人の強みもまた点として捉えるのではなく、線として捉える必要があります。時間軸を置くことで将来持ちうる強みを企画することができます。

現時点の顧客の要望に応えるためには、点と面の思考で現時点で最大限強みを活かせる方法を考える必要があります。将来的に自分や自分達の強みがどうなっているかというのは、現時点でのサービス提供に変化を与えることはありません。

将来起こりうる顧客の要望に応えるためには、点と面の思考に線の思考を含めることが必要になります。線の思考とは、将来のビジョンであり、それに対する企画であり、自分や組織の変化を前提とした思考です。

点の思考で、現在の強みの無さを嘆いても仕方がありません。

点から面の思考で、現在取りうる最善解を選択するようにしましょう。

また、点から線の思考で、将来の自分の強みを企画しましょう。

〈文=株式会社シグマライズ 代表取締役社長 社会保険労務士 斎藤 清二(@sigmarize)〉

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