こんにちは。ライターの千島です。
「新型コロナウイルス」という単語が世間を騒がせる日々が長く続いていますね。
日本全国に緊急事態宣言が出されたのが、4月16日だったそうです。つまりその時点から数えると既に半年以上が経過していることになります。個人的にはここまで長期に渡るとは思っていなかったので、改めて考えてみると驚きを隠せません。
(新型コロナウイルス感染拡大で緊急事態宣言 全都道府県に拡大, https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=69126)
さて、このような状況の中で問題視されているのが「コロナ太り」です。自粛やテレワーク導入によって運動量が減少したことが主な要因とされています。
(「コロナ太り」57%が体重増加 専門家「生活習慣病のおそれ」, https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200602/k10012454461000.html)
非常に恥ずかしい話、わたしも世の中の傾向に漏れず、大幅に体重が増えてしまいました。
そこで意識を改め、毎日ある習慣に取り組むようになりました。
それは「毎日体重を測って記録する」というもの。
体重計に乗って表示される数字を記録するだけなので、とても単純な作業といえます。
しかし、単純作業だといって軽く見てはいけません。
「ちりも積もれば山となる」ということわざがあるように、どれほど簡単な作業だったとしても毎日の継続が大きな変化や学びをもたらします。
今回はコロナ期間中の一件を通して気づいたことを紹介させていただきたいと思います。
目次
- 1.毎日続けるために有効なこと
- ①目に見える箇所に記録
- ②タイミングを決める
- ③なるべく楽な条件をつくる
- 2.続けるなかで感じた変化
- ❶実際に体重が減った
- ❷測らないと気持ち悪くなった
- ❸自信がついた
- 3.“習慣化”の壁を超えるために
- 4.まとめ
毎日続けるために有効なこと
先ほども書いた通り「毎日体重を測って記録する」という習慣は簡単な作業だと思います。
しかし作業内容が簡単だとしても、継続が難しい場合は多々あります。これは何かを習慣化しようと思って行動を起こしたことのある人なら理解して頂けるのではないでしょうか?
私は今年の5月4日から現在(本記事執筆時。10月中旬)に至るまで、ほとんど毎日体重計測を欠かさずに継続することができました。
ここでは、毎日継続するために有効だと感じた工夫について紹介します。
①目に見える箇所に記録
私は体重を測ったら、机の上に置いてある卓上カレンダーに書き込んで記録しています。下の画像は、私が実際に使っている卓上カレンダーです。
アプリストアを探せば高機能な記録アプリがたくさんあると思います。それらは確かに便利かもしれませんが、大きなマイナスポイントがあると思います。それは、まずスマホのロックを解除してアプリを開く必要があるということです。つまり自分で開こうとしない限り記録が目に触れることがないのです。
一方で卓上カレンダーに記録してあれば、見るつもりがなくても視界に入ってきます。視界に入れば「そういえば今日の分、測ってなかったな」と思い出すことができるのです。
この「嫌でも目に入る」というのは習慣化の大きな手助けになると感じました。
②タイミングを決める
私はいつも夜シャワーを浴びたあとに体重を測っています。そしてなるべくそのタイミングで固定するようにしています。
毎日やるタイミングを固定すれば、やり忘れる可能性を大きく減少させることができます。
「シャワー→体重測定」や「体重測定→布団を敷く」というように、前後の動作とセットにしてしまえば、一層やり忘れを減らせると感じました。
③なるべく楽な条件をつくる
体重を測る時にはまず服を脱ぐ必要がありますが、いちいち体重を測るためだけに服を脱ぎ着するのは面倒です。
私がシャワーを浴びた後に体重測定をしているのには、こういう理由もあります。
いちいち服を脱ぎ着しないといけないタイミングで測るよりも、その必要がないタイミングで測る方が継続しやすいと思います。
このように、なるべく楽にこなせる状況を用意することも必要だと感じました。
2.続けるなかで感じた変化
小さな習慣でも、続ける中でいくつもの変化を感じることができました。
❶実際に減量
下の画像は、実際に記録してきた体重の値をグラフ化したものです。
グラフから分かる通り、実際に減量を成功させることができました。
これは体重を測る行為そのものが原因ではなく、体重を測ることで無意識的に食生活や運動量が変化したことで成された結果だと思います。 しかし、日々の体重計測をしていなかったらここまで体重を減少させることはできなかったと思います。
❷測らないと気持ち悪くなった
毎日続けているうちに、いつの間にか「体重測らないと気持ち悪い」と感じるようになっていました。毎日歯を磨かないと気持ち悪い感じがするのと同じ感覚です。
むしろ測るのが楽しみになってきて、体重を測り忘れることは滅多になくなります。
これは「習慣化する」という観点から見たら大成功と言えるでしょう。
❸自信がついた
繰り返しになりますが、私が日々繰り返していたのは非常に簡単な作業です。
しかし過去の記録が積み重なるうちに、いつの間にか自信がついていたことに気づきました。それは「自分でもコツコツやろうと思えばできる!」という自信です。
ここで獲得した自信は、本来の目的である「減量達成」よりも大きな収穫のように感じられました。
3.習慣化の壁を超えるために
この一件で得られた知見や感覚は、別の習慣(資格の勉強や運動など)を定着させる際にも、きっと役に立つと感じました。
もし、毎日続けたいことがあるけどなかなか習慣化できない、という悩みを抱えている方がいれば、まずは簡単なことから習慣化を目指してみてはいかがでしょうか?
4.まとめ
- 毎日続けることは工夫次第で易しくできる
- 簡単な習慣からチャレンジすることで「習慣化のコツ」を掴める
〈文=早稲田大学 先進理工学部応用化学科 3年 千島 健伸(note)〉
当ライターの前の記事はこちら:「悪い失敗」を減らし「良い失敗」を経験するには? ~「失敗学」を読んで考えてみた~
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