日常

気づきを与える、気づきを得る

他人に気づきを与えたいと思うならば、まずは他人から気づきを得ることが重要です。

気づきを得るというと、誰かが何かを話して、その話しが「良い話」だったら、気づきが得られて「悪い話」だったら気づきが得られないというような、他人の話しに依存したもの、受動的な物と考えてしまいがちです。

「いやぁ、いい話しでしたね。目から鱗でした。お話しから多くの気づきが得られました。有益な時間を過ごせました。」

となるか、

「何が言いたいのかわからなかった。全然共感できなかった。気づきが何も得られなかった。時間を無駄にした。」

となるかは、話し手や話の内容によると思いがちです。
気づきを得るという現象を受動的な物だと捉えているからです。

そうではなくて、気づきを得るという行為を能動的な物だと捉えるとどうでしょうか?

同じ話しを聞いても、気づきを得て成長していく人と、気づきを得ずに何も変わらない人がいます。聞き手が話し手から気づきを得るかどうかは、話し手の問題だけでなく、聞き手の問題でもあります。聞き手が何かしらの気づきを得ようとしているかどうか、気づきを得るために真剣に聞いているか?真剣に考えているか?が影響するということです。

気づきを得るためには、それを意識することが必要です。

些細なことや取るに足らないと思えることからでも気づきが得られる人と、気づきが得られない人、どちらの人になりたいですか?

そして、些細なことや取るに足らないと思えることからでも気づきを得られる人は、些細なことや取るに足らないと思える話しからでも他人に気づきを与える話しができるようになるはずです。

話のうまい人から気づきを得るのは当たり前、話のまずい人から、意味が無いと思われる活動から気づきを得られた方が自分にとって良いと思いませんか?

気づきが得られないのを他人のせいにしないで、些細なことからでも気づきが得られないか、気づきを得るということを能動的、主体的に捉えてみると、その意識の変化から気づきが得られるようになり、それが自身の成長や良い人生に繋がっていくと思います。

〈文=株式会社シグマライズ 代表取締役社長 社会保険労務士 斎藤 清二(@sigmarize)〉

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