就職活動・インターン

晴れて新卒入社!ところで入社研修って何をするの?

ようやく納得いく企業から内定をもらい、あとは無事に卒業するだけ。「今から社会人になるのが楽しみな反面、ちょっと不安だな・・・」という人もいるでしょう。

新卒入社の場合、たいていの場合は同期入社になる仲間と一緒に研修を受けます。

この入社後研修とはいったい何をするのでしょうか。

目次

  • 新入社員研修をする理由
  • 新入社員研修は一般研修と専門・配属後研修がある
  • 一般研修でやること
    1. 会社の歴史や取扱い商品・サービスについて
    2. 個人情報保護や差別防止などについての研修
    3. メールの送受信や電話の受け答えの注意点、名刺の受け渡しなどの一般常識
    4. 新入社員同士で親睦を深めるワークショップなど
  • 専門・配属後研修でやること
    1. 実際に部署で取り扱っている商品やサービス知識の習得
    2. 仕事のやり方やシステム操作について
    3. 専門知識(技術系など)の習得
    4. OJT
  • 一般研修の内容を内定者研修でやる場合も
  • 一般研修の内容は先取り可能!事前予習で余裕を持とう

1.新入社員研修をする理由

一般的に、学生時代にインターンやアルバイトを経験していると言っても新卒入社の社員はほとんど何もできない状態です。

この状態で配属しても、現場は手取り足取り教えてくれるほど暇ではありません。

そのため、人事部などが主導してある程度の研修を行い配属しています。

2.新入社員研修は一般研修と専門・配属後研修がある

新入社員に対する研修は、大まかに一般研修と専門・配属後研修のふたつに分けられます。

一般研修は、他部署に配属される仲間も一緒に受ける研修。

主に会社の大まかな歴史・取扱い商品やサービスの知識や一般常識など、その会社で勤務するための基礎知識・社会人としての常識を身につけることが目的です。

専門・配属後研修は、配属先で具体的な業務知識や取引先のこと、技術職の場合は専門知識を習得する実践研修。先輩が付き、それぞれの新入社員を個別指導するOJTなども行われています。

3.一般研修でやること

では、具体的に一般研修ではどのようなことをやるのでしょうか。

1.会社の歴史や取扱い商品・サービスについて

入社した会社の歴史や取扱商品・サービスなど、どの部署に配属になったとしても自社のことは知っていて当然です。一通りの知識を身につけるために時間が割かれます。

会社によりますが、講義形式のところもあれば実際に製造している現場や店舗などを経験させる会社もあります。

2.個人情報保護や差別防止などについての研修

近年、コンプライアンスや個人情報保護・多様性などについて企業へ向けられる目が厳しくなっています。イーラーニングや講義形式で学びます。

これらの研修は新入社員だけでなく、以後も定期的にありますので、そのつど学習案内が担当部署から来るでしょう。

3.メールの送受信や電話の受け答えの注意点、名刺の受け渡しなどの一般常識

メールは情報漏洩のもとになったり、マナーなどのルールが会社によって違ったりと細かく定められています。SNSの使い方やルールなどについてもルールがある場合がありますので、心配な方は確認しましょう。

他にも、電話の受け答えや名刺の受け渡し方法など、一般的なことを実践形式で行います。

4.新入社員同士で親睦を深めるワークショップなど

同期との繋がりは、後々まで大きな影響を及ぼすことが多いです。

ワークショップなどを通じて、仲良くなる機会を設けられていることもありますので積極的に繋がっておくと他部署になっても情報を得やすくなりますよ。

4.専門・配属後研修でやること

では、配属後に行われる研修はどうでしょうか。こちらは内容によりますが3カ月~半年程度となることが多いようです。

1.実際に部署で取り扱っている商品やサービス知識の習得

部署によって取り扱う商品やサービスは違います。より深い知識を習得するためにテキストなどが渡されることもあります。

2.仕事のやり方やシステム操作について

その部署特有の書類の提出方法・決済等の申請について学びます。

書類の種類や内容も部署によって異なっており、社内共通システムでも使う機能が違うことはよくあります。また、書類の保管場所なども教えてくれるはずです。

きちんとメモを取って早目に覚えましょう。

3.専門知識(技術系など)の習得

職種によっては、特殊な技能などを習得するために多くの時間が割かれます。しっかりと身につけなければ現場に出ることすらできませんので、きっちり学んでください。

4.OJT

実際に先輩と一緒に実務を経験していきます。この期間は、毎日業務日報などを提出して先輩や上司からフィードバックをもらいながら勉強していくことが多いです。

質問を何度もできるのはこの期間の特権。不明点があれば、わかるまで何度も質問してみてください。

5.一般研修の内容を内定者研修でやる場合も

一般研修でやる内容は、あらかじめ内定者研修で課題として出される場合もあります。

内定企業も、学業が優先であることはわかっているため多大な量の課題が出されることはないはずですが、万が一差し障るようなら採用担当者に相談してみてください。

もし、内定者研修で先に行う場合も積極的に学んで入社を余裕もって迎えられるようにしておきましょう。こうした課題の取り組み方についても、採用担当者はしっかりチェックしているので気を抜いてはいけません。

6.一般研修の内容は先取り可能!事前予習で余裕を持とう

一般研修でやることは、事前に自分でも予習できることが多いと思います。入社するまでに、ある程度の予習をしておけば、心身とも緊張しがちな時期も少し余裕をもって乗り越えることができますので、やれる範囲で準備してみてはいかがでしょうか。

<文=葉月智世>

当ライターの前の記事はこちら:内定をもらった後、新卒入社までにやっておきたいこと

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