ビジネス

パーソナルトレーナーの働き方とは?3つの働き方とジム選びのポイント

パーソナルトレーナーとして活動するには、どんな選択肢があるのでしょうか?
「正社員」「アルバイト・パート+トレーナー」「業務委託」など、いくつかの選択肢があります。さらに、ジムの形態(パーソナルジム、24時間ジム、総合型フィットネスクラブ)によって、契約や働き方が変わってきます。本記事では、これからパーソナルトレーナーを目指す方や、副業として検討している方向けに、働き方からジムの探し方まで、わかりやすく解説します。

目次

  1. パーソナルトレーナーの主な働き方は3つ
  2. 働き方による収入の違い
  3. ジムの探し方
  4. まとめ

1. パーソナルトレーナーの主な働き方は3つ

正社員として働く

大手フィットネスクラブやパーソナルジムで、正社員として雇用されるケースです。

  • メリット:月給制・社会保険・研修制度など、安定した環境
  • デメリット:指導スタイルは会社の方針に従う必要がある

トレーナー未経験者や、実務経験を積みたい人にはおすすめです。大手フィットネスクラブでは、トレーナー業務だけでなく、受付から清掃、グループレッスンの講師など幅広い業務を任されることがあります。


アルバイト・パート+トレーナー

ジムの受付や清掃スタッフとして働きながら、トレーナーとして登録するという形もあります。

  • メリット:未経験からでも始めやすい/ジム内で集客しやすい
  • デメリット:ベースの収入が時給制のため高収入は得にくい

24時間ジムの最大手の「エニタイムフィットネス」では、このような「アルバイトスタッフ兼トレーナー」の形をとっている店舗があります。


フリーランス・業務委託で活動

個人で活動するトレーナーの多くは、業務委託契約を結んでジムと提携し、施設を利用してセッションを行っています。時間や料金設定の自由度が高い点が魅力です。

  • メリット:働く時間・場所・料金設定などすべて自由
  • デメリット:売上管理、営業活動が必要になる

また、フリーランスのトレーナーは、パーソナルジムだけでなく、病院や介護施設、リハビリ現場など複数の拠点で活動している人も多く見られます。

この他にも、アスリートとの個人契約や、チームトレーナーとしての契約、さらにはパーソナルジムの開業など、キャリアの幅は非常に広がっています。

2. 働き方による収入の違い

パーソナルトレーナーの収入は、働き方や経験によって大きく変わります。どの形態が自分に合っているか、ライフスタイルに応じて選びましょう。

働き方年収目安
正社員(フィットネスクラブ・パーソナルジム)300万~600万円
アルバイト・パート+トレーナー100万~400万円
フリーランス・業務委託0~1,000万円
ジムを開業・経営0~2,000万円

3. ジムの探し方

働きたいジムを見つけるためには、以下のような方法があります。

  • HPの採用情報から応募
     → パーソナルジムの多くは、公式サイトに採用情報を掲載しています。店舗ごとに採用している場合もあるため、こまめなチェックが必要です。
  • フィットネス系求人サイトを活用
     → 「FITNESS SALON」など、フィットネス業界に特化した求人サイトでは、正社員・業務委託など多様な求人が見つかります。
  • 直接営業メールを送る
     → 特に24時間ジムや個人経営のパーソナルジムに有効。すでに指導経験がある方におすすめの手法です。
  • 紹介・人脈からの契約
     → 他のトレーナーや知人の紹介で契約につながるケースもあります。現場経験を積むうえで人脈も大切です。
  • SNSでの募集に応募
     → InstagramなどのSNSを通じて、トレーナーを募集しているジムもあります。DMでのアプローチが可能なケースもあります。

未経験からフルタイムでパーソナルトレーナーを目指す場合は、正社員の求人が多いフィットネス系求人サイトの利用がおすすめです。オンライン面接を導入している企業もあり、地方在住の方でも応募しやすくなっています。

一方、直接営業やSNSからの応募は、ある程度の指導経験や実績がある方に向いています。自分のプロフィール資料や実績を添えて、興味を持ってもらえるよう工夫が必要です。

4. まとめ

パーソナルトレーナーとしての働き方には、正社員・パート・フリーランスと複数の選択肢があります。また、ジムの形態によって契約形態や求められるスキルも変わるため、自分に合った働き方を選ぶことが大切です。パーソナルトレーナーは国家資格が必要な職種ではないため、比較的参入しやすい一方で、継続してお客様を獲得できなければ食べていけないという厳しさもあります。そのため、スキルアップを続けながら、自分に合った客層や得意分野を見つけていくことが非常に重要です。未経験からでもスタートできる道はあり、経験を積むことで将来的に独立を目指すことも可能です。これからパーソナルトレーナーを目指す方にとって、本記事が少しでも参考になれば幸いです。

<文=森 寛衆>

当ライターの前の記事はこちら:離婚時の年金分割とは?制度の仕組みや注意点を解説

株式会社シグマライズでは、就活生向けに「就職支援コミュニティ【α】」というLINEのオープンチャットにて就活生の支援を行っています。過去のコミュニティ利用者にサポーターとしてコミュニティに残ってもらっていますので先輩に相談することも可能です。

サービスの詳細について知りたい方は、こちらのサービス紹介ページから詳細確認下さい。